巣郷温泉 蘭寿苑(閉館)

巣郷温泉 蘭寿苑は2013年5月31日をもって閉館しました。

国道107号の道路脇にある巣郷温泉のお宿。巣郷温泉のお宿は比較的お安く立寄りできるのがいい。走行中、目についたのでつい立寄ってしまう。

浴室は内湯&露天風呂を持つ。内湯は循環ろ過の上、カルキ臭が際立って目立ちパス。そのまま移動可能な露天風呂は、単独の屋根掛けされた浴舎という感じがしないでもない。天井の造りが木組みで素晴らしい。3.5×5.5mサイズの充分な広さの長方形露天風呂で浴槽縁はレンガ、角タイル張りの浴槽となっている。湯は薄く黄色がかった透明、弱く油系の香りを放っています。もうちょっと激しい香りを想像しての訪問だったので、少しばかりトーンダウン。源泉は浴槽内への直接注入により鮮度を保つ湯使い。浴槽縁より溢れ出しての掛け流し。湯上り後、体が火照り具合が凄かった。
(三昧・2006年9月)


巣郷温泉にある、ちょっと垢抜けない印象の中規模旅館です。この辺りは独特のゴムを焦がしたような臭いのする湯が定番となっているので、この「蘭寿苑」でも期待して訪問してみました。

料金を支払い、早速男女別浴場へ。脱衣所を抜けるとまずは内湯ですが、風情うんぬんより機能重視といった浴室に5人サイズの長方形タイル浴槽がひとつ。無色透明、適温の循環湯が満たされています。楽しみにしていた「巣郷臭」は塩素が強くいまいち感じられず。

続いて露天風呂へ移動。内湯から外へ出ると、思った以上に広い露天風呂が登場したのでビックリしてしまいました。全体が屋根掛けされ、男女の仕切り塀も高いので少々薄暗い印象でしたが、目の前には何やら原っぱ?牧草地??のような景色が青々と広がっています。20人位は入られそうな浴槽中央に座り石があり、湯浴みの合間にのんびり寛げる造り。男女の仕切り下から激熱湯が投入され、浴槽内で熱め、こげ茶がかった湯はツルツル浴感、ゴムを焦がしたような巣郷臭がホワ~ンと漂い、内湯より断然こちらの方がいい感じです。かなりあたたまり度がある湯で、少しの湯浴みで汗ダラダラになってしまいました。
(まぐぞー・2006年9月)

▼外観

▼男性内湯

▼男性露天風呂

▼お湯はこんな感じです

▼天井

▼女性内湯

▼女性露天風呂

巣郷温泉 蘭寿苑は2013年5月31日をもって閉館しました。

巣郷温泉 蘭寿苑 データ

岩手県和賀郡西和賀町巣郷63地割158-54
立寄り時間要問合せ
200円
訪問:2006年9月

巣郷温泉 蘭寿苑 温泉分析

巣郷温泉混合泉(巣郷温泉3号泉と秀衛の湯)ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 73.7℃ pH=8.7 溶存物質計=1524mg Na=429.0mg(86.63mv%) K=5.3 Ca=54.9 F=9.8 Cl=332.1 (42.61) HS=0.6 SO4=525.6(49.75) HCO3=66.8 CO3=1.2 Br=0.9 H2SiO3=76.5 HBO2=17.4 CO2=0.2
(H13.10.29※循環ろ過あり・塩素消毒あり