伊香保温泉 観山荘(閉館)

伊香保温泉 観山荘は2009年1月31日をもって閉館しました。

伊香保はほとんど未湯の温泉地の一つです。今回、立寄りしたのは観山荘、伊香保の主力源泉である本線(混合泉)を利用しているお宿。夕方を過ぎていましたが、快く立寄り応対していただけた。

浴室には1.6×5.5mの横長浴槽が一つある。木枠フチの浴槽、内側は析出物が付着しているのか、ザラザラした感触がある。濁り湯なので見えないため、モルタル浴槽かも知れない。中央の木組み湯口より43.5℃の加熱湯を30L/minほど投入されての掛け流し。浴槽は42℃に調整されています。薄く黄土色濁り、ほぼ無臭に弱甘味。土類金属系のキシキシ感。本泉を引き湯している他のお宿もそうですが、源泉を加温すると湯の香りが激減するのがよく分かります。金気臭・鉄サビ臭も激減です。
(三昧・2007年7月)


伊香保名物の石段を下りきった所にある大型の観光旅館です。辺りが暗くなりかけての訪問だったので「どうかな?」と思いましたが、立寄りを受付けていただけました。館内に入ると、丁度夕食の時間だったのでしょうか、なにやら美味しそうな香りがします。

浴室は男女別に内湯がひとつづつ。いかにも観光旅館の大浴場といった造りです。浴室には矢印のような形をした横長の浴槽がひとつあり、湯口より無色透明熱めの湯が注ぎ込まれ、浴槽内で適温の黄土濁りとなっています。キシキシとした浴感の湯は、あまり金気を感じません。湯の状態は石段の途中にある青山旅館とほぼ同じ印象を受けました。大きな観光旅館ではあるものの、湯汚れなく、お宿の方の対応もとても良いものでした。
(まぐぞー・2007年7月)

▼外観

▼男性浴室

▼湯口

▼女性浴室

▼湯口

伊香保温泉 観山荘は2009年1月31日をもって閉館しました。

伊香保温泉 観山荘 簡易データ

群馬県渋川市伊香保町伊香保32番地
立寄り時間要問合せ
500円
訪問:2007年7月

伊香保温泉 観山荘 温泉分析概要

本線(混合泉) カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素・塩化物泉 40.9℃ pH=6.4 3300L/min 溶存物質計=1180mg Na=105mg(30.99mv%) K=10.2 Mg=29.5 Ca=14.2(48.29) Fe2=8.2 Mn=1.4 F=0.3 Cl=118(23.42) SO4=301(44.06) HCO3=282(32.42) H2SiO3=177 HBO2=7.7 CO2=98.6 (H9.7.18) ※外気温が低い時のみ加温あり