草津温泉 瑠璃の湯

車中泊の深夜、ふと目が覚めてふらりと訪れてみた。夜中なので静かに浴場内へ向かう。脱衣所や浴室などは特に変化はないと思われる。

草津の共同浴場は24時間常時にわたり湯口バルブが開いており、バルブの絞り加減でかなり湯温に変動がある。瑠璃の湯では訪問時、適量に調整されていて湯温は44.5℃であった。十分な掛け湯で無理なく浸かることができた。利用源泉は湯畑、浴槽湯からはタマゴ臭はほとんど感じることはできない。源泉地の湯畑ではタマゴ臭は香るが、そのほとんどがガス抜き状態なのだろう。湯口では湯温48.2℃であった。
(三昧・2017年10月)


瑠璃の湯は湯畑から草津バスターミナル方向に歩き、坂道を登った右手にある共同浴場。周辺は商店街で、その中にポツンと建っています。あまりにも地味な佇まいで、ボンヤリ歩くと見逃すかもしれない。

5人サイズの変形コンクリ浴槽が一つだけの簡易なもの。利用の源泉は湯畑より引き湯している。草津の3月はまだまだ寒い時期で、浴室は湯気がたくさん。無色透明、レモン風味酸味、44℃の湯中には細かい白系の湯華が踊っています。清掃時間を除く24時間開放されています。
(三昧・2007年3月)


久々に立ち寄ってみました。ここ数年あちこちで共同浴場の建て替えが行われてきた草津温泉の中では、このひと昔前の主流ともいえる浴舎も貴重な存在となってきたと思います。利用源泉は変わらずの湯畑です。ここ瑠璃の湯では、いつ来ても湯畑利用の中ではそれほど熱くなく、今回も浴槽温度は熱め寄りの適温といったとこでしょうか。そして湯の状態も相変わらず良いもので、優しい明礬臭に包まれながら気分良い湯浴みが楽しめました。
(まぐぞー・2017年10月)


草津バスターミナルから湯畑へと続く細い小道に面した共同浴場です。道沿いには旅館や土産物店が立ち並び、草津温泉の中心地のひとつでもあります。昼間~夜ともなれば多くの観光客が行き交うのですが、建物自体が地味な為かつい見過ごされがち。私も2002年に初めてここを通った時は、てっきり町の寄り合い所かと思って通り過ぎてしまいました。

浴槽は3人程(つめて4人)サイズのベース型、洗い場も含め草津温泉の中ではややこぢんまりした部類です。湯は草津の中でも優しい「湯畑」利用。無色透明、酸っぱい湯が蛇口より惜し気も無く掛け流し。湯畑により近い「関の湯」と比べると、湯口温度が若干ぬるく、お湯もより優しく感じるのは気のせい?

観光客には見過ごされ気味の瑠璃の湯ですが、地元の生活湯としては大いに活躍のようで、特に夕方など目の前を通るといつも誰かしらが利用中。特に地元時間は作られてない様子ですが、浴室があまり広くないので、やはり夕方からの地元お風呂タイムは避けた方が良いと思います。
(まぐぞー・2007年3月)

2017年

▼掲示

▼男性浴室

▼女性脱衣所

 

▼女性浴室/湯口

 

2005年~2012年

▼男性浴室

▼「暴力はやめましょう」下を見ると・・定番の落書き

 

▼女性浴室

 

▼掲示

▼力を入れています

2002年

▼外観

▼女性浴室

 

草津温泉共同浴場利用要件
群馬県吾妻郡草津町
清掃時間を除く24時間
地域の生活湯です。入浴の際は「もらい湯」感謝の心で。
無料
訪問:2002年6月~2003年1月数回・2005年10月・2007年3月・2012年4月・2017年10月

湯畑 酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型) 51.3℃ pH=2.1 溶存物質計=1.65g Na=56.0mg K=27.5 Mg=36.3 Ca=73.5 Fe2=17.5 Mn=1.8 Al=43.8(20.14mv%) H=8.9(36.54) F=9.9 Cl=311(35.63) SO4=640(54.16) HSO4=192 Br=1.3 H2SiO3=216 HBO2=8.2 H2SO4=4.3 CO2=36.7 H2S=7.1 As=0.1 (H25.4.24) ※温泉利用状況=全ての項目において該当なし

【以前の分析】湯畑 酸性-含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉(硫化水素型) 53.9℃ pH=2.0 湧出量測定せず(自然湧出) 溶存物質計=1720mg Na=61.2mg K=26.8 Mg=34.3 Ca=73.8 Fe2=19.0 Mn=1.23 Al=52.2(22.05mv%) H=10.0(37.73) F=11.4 Cl=381(41.22) SO4=606(48.44) HSO4=206 H2SiO3=230 HBO2=8.8 H2SO4=5.2 H2S=13.0 (H15.4.15)