濁河温泉 旅館御岳(休業中)

濁河温泉 旅館御岳は休業中です。

濁河温泉に5-6軒ある温泉宿の一つ。温泉街に入ると一番最初に見えてくる旅館が当館。全34部屋があり、濁河温泉では一番規模が大きい宿でもある。因みに温泉街を突き進んだ突き当りに御嶽山登山口の一つがある。

フロントで受付、廊下をL字に曲がり進み、左手に女性浴室があり右手に男性浴室がある。また、突き当りには渓谷露天風呂があるが、訪問時は残念ながら休止中との事でした。なので、訪問時は男女別浴室のみ利用となる。

内湯には小舟のような形をしたタイル風呂があり10人ほどのサイズがある。薄っすら白っぽいお澄まし汁のような湯色、細かな鉄分系湯華が沈殿している。キシキシとする浴感、弱炭酸味、弱甘味にえぐみも少々感じる湯。約42℃の浴槽湯温、湯舟端よりオーバーフローの掛け流し。

露天風呂にも浸かってみる。大人6人ゆったりサイズの露天岩風呂が一つある。こちらは内湯と湯色が異なる。薄っすら笹濁り、金気臭味とスベスベ感が内湯より上をいっている。約42℃ちょいほどの湯温。岩組み湯口上部よりの湯投入がある。湯面スレスレの所に排湯口があり掛け流されている。
(三昧・2018年9月)


温泉街の入口近くにある大型観光旅館です。設備の整った綺麗系でツアーなどの団体客にも利用されていそうな感じがします。天体望遠鏡があり、宿泊すれば星空観察もできそうでした。

館内には男女別大浴場と混浴露天風呂がありますが、訪問時の混浴は休止中。スタッフの方に案内いただき浴室へ。脱衣所に入った途端塩素臭がして構えたのですが、浴室内では匂わなかったので清掃の残り香だったようでホッと一安心。広々と清潔感のある脱衣所には御岳山の水が飲用として流れていました。

脱衣所を抜け内湯へ。山側に向け窓が大きく取られた明るい浴室には15人サイズの浴槽がひとつあり、明るい黄土薄濁りの湯が掛け流されています。析出物がコッテリと付着しいい具合になった湯口から無色透明熱めの湯が投入され、浴槽内ではやや熱め寄りの適温、キシキシとした張り付くような肌触りがあり、一口含むと甘塩風味に加え弱い炭酸味も感じます。

続く露天風呂はすぐ横に山の緑が迫る立地に15人ほどの浴槽がひとつあります。筒形の湯口より無色透明湯が投入され、浴槽内で適温の掛け流しとなっています。こちらの湯も甘塩風味のするものですが、内湯とは異なる印象を受けました。露天風呂では湯色も笹濁りとなっていたので、もしかすると使用源泉が違うのかもしれません。
(まぐぞー・2018年9月)

▼男性内湯浴室

▼男性内湯浴槽

▼湯口と溢れ出し

 

▼男性露天風呂

▼露天風呂湯口

 

▼女性脱衣所/御岳の飲料水

 

▼女性内湯

▼湯口と溢れ出し

 

▼女性露天風呂

濁河温泉 旅館御岳は休業中です。

濁河温泉 旅館御岳 簡易データ

岐阜県下呂市小坂町落合唐谷2376-1
13時~16時
1000円
訪問:2018年9月

濁河温泉 旅館御岳 温泉分析概要

奥飛観光1号泉・小坂町営G泉の混合泉 ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉 48.4℃ 220L/min(管理者からの聞き取りによる) pH=6.4 溶存物質計=2.743g Na=363.7mg(53.48mv%) K=51.7 Mg=75.5(21.00) Ca=123.4(20.81) Mn=0.6 Fe2=1.5 F=0.5 Cl=168.6 Br=0.7 SO4=553.3(37.62) HCO3=873.5(46.74) H2SiO3=507.8 HBO2=22.4 CO2=465.0 H2S=0.3 (H24.11.19)

源泉朝日荘 ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素・硫酸塩泉(混合槽にて加水後の分析) 48.3℃ 250L/min(動力) pH=6.6 溶存物質計=2.560g Na=318.3mg(44.4mv%) K=60.7 Mg=90.0(23.7) Ca=167.4(26.8) Mn=0.7 Fe2=0.9 F=1.8 Cl=155.6 SO4=486.1(31.1) HCO3=1097.7(55.2) H2SiO3=172.8 HBO2=7.5 CO2=111.3 (H20.10.10) ※温泉利用状況=天然温泉100%・かけ流しと館内壁に掲示あり