ジョージアの温泉|トビリシ|Irakli’s sulfur bath

トビリシの街中には温泉施設が数軒あり、地域の人に聞くと6か所の温泉浴場があるとの事。中でも温泉施設が集まる「温泉街」があり、今回の浴場もそのうちの一軒になります。入口横に「OPEN」という電光掲示板を発見して中へ突入する。「家族湯はいくら?」との問いに「1時間で30GEL」との答え。因みにパブリックバスは無く家族湯のみだそうだ。ちょうど待ち時間もなく空いていたので利用してみる事にした。

料金は入浴後に支払うシステムで、家族湯に案内されて室内へ。まず目にするのは脱衣所と休憩所を兼ねた小部屋で、専用のトイレもありました。二人分の椅子とテーブル、二人掛けのソファーもあって湯上り後には休憩することができます。

浴室は脱衣所の二倍強の広さがあります。正面左手に浴槽が、右手には温泉シャワーがあり、その手前には湯が溜められていない貯湯槽がありました。まずは温泉シャワーで全身を洗いまくります。温泉と水のバルブを上手く調整して適温でシャワーを浴びましょう。

浴槽は3人サイズのタイル造り。薄く青緑色の湯がたっぷりと満たされていて、お湯がサラサラと静かにオーバーフローしているのがわかります。湯温は熱めの約44℃はあるので充分に満足できます。ただし長い期間は浸かることはできません。湯投入は塩ビ菅に靴下が掛けられていて湯華除去後に浴槽へと向かう造りですね。天井にはとりあえず的な湯気抜きしかないので、室内は保温が効いています。これが発汗を促してちょっとしたサウナ部屋も兼ねているような感じです。

時間制限は1時間ですが、まともに1時間もこの空間にいると上せてしまうでしょう。訪問したのは寒々とした12月でしたが、夏場はどうなっちゃうんでしょうか。鮮度が良く、いい状態での湯浴みのひと時に満足できました。
(三昧・2019年12月)


 

トビリシの温泉施設集中地区(温泉街)を散策と偵察がてら歩き、一湯目として立ち寄ったのがコチラ。ほぼジョージア語オンリーでかなりローカル色が強く初っ端から面くらいましたが、温泉はかなりいいものをお持ちでした。受付に行くとスタッフのマダムが一生懸命説明をしてくれます。私達はジョージア語がまったくわからないので、曖昧な部分も多かったですが、おそらくは男女別大浴場は無く全て個室風呂になるということと、タオルのレンタルは有料になりますよ、ということだと薄っすらと理解できました。また料金の差は風呂にサウナがついていたり、広かったりということだと思います。今回私達は一番安い30ラリの浴槽だけの部屋をお願いしました。

その浴室は受付のすぐ目の前の部屋でした。案内されて驚いたのが、なかなかの広々空間だったことです。手前には脱衣所と一休みできる椅子とテーブル、トイレがあり、その奥が浴室となっていました。浴室で履けるサンダルも置かれていたので、てっきりこれがジョージアの基本備品だと思っていたのですが、その後サンダルを置いてある個室風呂はとても少なかったので、これはありがたいサービスだったんだなぁと知る事となります。

肝心の浴室は源泉利用のシャワースペースの他に、3~4人サイズの浴槽、ゴロンと横になれるタイルベットというトビリシの標準スタイルです。このお風呂がとても良いものでした。浴槽には一点の曇りもない見るからに鮮度の高い澄み切った熱めの透明湯がザワザワと溢れ、ざぶんと人が浸かろうものなら大量オーバーフローするという、温泉マニアなら興奮間違いなしの湯使いです。

おそらく靴下と思われる湯花キャッチャーの取り付けられた湯口は好みで源泉投入量を変えられるのも嬉しいとこ。キリッと熱めの湯はツンとした揮発系タマゴ臭が香り、口に含むとエグミとタマゴ味の感じられる、日本でいう戸倉上山田温泉のような良泉です。訪問がまだ利用者の少ない午前中だったからの高鮮度かもしれませんが、この湯が一湯目だったこともあり、トビリシの温泉に対する印象がとても良いものになりました。
(まぐぞー・2019年12月)

▼トビリシ温泉街

▼矢印を入ります

▼奥の看板が目印

▼右の鉄扉が入口

▼反対側を見た様子

▼利用した家族湯(手前が脱衣所・左トイレ・正面が浴室)

▼脱衣所には椅子とテーブルがあります

▼ひとやすみできる椅子も

▼浴室

▼カランとケセ台?

▼シャワーも温泉

▼浴槽

▼湯口

▼靴下の湯花キャッチャー

▼浸かった様子

▼溢れ出し

Irakli’s sulfur bath データ

ジョージア(グルジア)・トビリシ
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一番安い家族湯利用1時間一部屋30GEL
訪問:2019年12月