大鰐温泉 玉川客舎は閉館しました。
客舎と名の付く湯治宿は、ここ大鰐温泉と黒石市にある温湯温泉にあったかと思う。大鰐温泉には一度宿泊してゆったり出来ればと思っていたこともあって、今回は源泉近くの「玉川客舎」にお世話になった。内湯を持つ湯治宿というので数日前に予約。完全な湯治宿で素泊まりのみ受付。お宿の二階には宿泊客が利用できる台所？キッチン？があるので自炊する場合はこちらを利用する。
宿泊した部屋は一階。一階は我が家以外に宿泊者はいない様子。二階には一人おられましたが。。。というわけで、のんびりと過ごす部屋と寝室は襖を挟んでの別々の部屋です。それぞれ8帖ほどがあり二人では広くて贅沢すぎます。暖房は換気不要の強力パワーな石油ファンヒーターで部屋はいつでもポッカポカ状態で暑いほどです。
浴室は男女別の内湯がそれぞれ一つあります。当日は女湯を常時貸切で利用していい、との事。脱衣所床は温泉を利用した床暖房になっていていつでも足元はぽっかぽかで快適。一方、冬場で浴室内は湯気でモウモウな状況。
浴室には二人でちょうどいい小さめサイズのタイル浴槽が一つあります。2つの水道蛇口を捻ると片方より源泉が、もう片方からは加水用の水が浴槽へ注がれる仕組みです。通常は利用客による加水があるのかもしれませんが、訪問時は貸切だったので常に加水無しのコンディションです。冬場で赤湯源泉の混合量が多いせいか、やや黄茶濁りの湯になっています。湯口温度66℃、キシキシ感、薬臭は弱い。浴室隅っこには源泉を溜めている湯もあります。とにかく温まる湯であり、冬場ではありがたい温泉です。
(三昧・2007年12月宿泊)
冬になると何故か恋しくなる大鰐温泉に宿泊しました。お世話になったのは、こぢんまりとした自炊宿「玉川客舎」です。自炊宿といっても風情ある鄙び系ではなく、よくある民宿といった感じで、お宿ではホノボノとした世話好きのお婆ちゃん（女将さん）が出迎えてくれました。
通された部屋は八畳の二間続き、二人ではちょっと贅沢な広さ。しっかりとした暖房は勿論、テレビ、冷蔵庫、お茶セットや浴衣も置かれています。また、共同で利用できる台所もあり、ガス台、レンジ、ヤカンが置かれていました。ただし、調理用の鍋は数が少なく、食器も持参した方がよさそう。とはいえ、比較的近くにスーパーもあるし、コンビニもある。本格的自炊なんてしなくても、ちょいと惣菜でも買い込めば、楽しい食事が囲めると思います。実際、我が家もスーパーで惣菜や刺身を買い込んで夕食を楽しみました。
さて肝心の温泉ですが、宿泊した部屋のすぐ横に、男女別の内湯があります。浴槽はそれぞれ2人サイズのこぢんまりとしたもので、静かに大鰐の湯が溢れています。透明な中に薄く黄土がかった熱めの湯は、他所の大鰐の湯と比べ、薬っ気は弱く、とてもまろやかな肌触りです。また、やや塩気があり、口に含むと金属のような不思議な風味も感じられます（蛇口の湯は激熱なので要注意）。滞在中は、ひとつの浴槽を我が家だけで独占できたので、加水も加えず、ひたすら鮮度のいい湯に顎まで浸かり込みの贅沢。もう他所に行く気がしなくなってしまいました。
お次は女将さんについて。とても面倒見がいいというか、お世話好きで、たった一泊の素泊まり客である私達にも、まるで親戚のお婆ちゃんのように接してくださいました。部屋に沢山のお茶菓子や山盛りのリンゴも置いてくださり嬉しかったです。また、宿泊料金が電話で伺った時は3000円だったのですが、実際は2000円でした。暖房、布団こみでです。「間違ってない？」と聞くと「間違ってないよ」と。うーん、サービスしてくれたのかなぁ？？
(まぐぞー・2007年12月宿泊)
▼外観/宿泊した部屋(この隣にもう一部屋)
▼共同の台所/男性浴室
▼女性浴室/湯口
▼浴槽角の湯枡/翌日の天気予報
※すみまん、当時の画像を紛失してしまったので、自分の旧サイト記事からの転載でトホホな画になってます(^^;
大鰐温泉 玉川客舎は閉館しました。
大鰐温泉 玉川客舎 簡易データ
青森県南津軽郡大鰐町
宿泊しました：素泊り2000円利用
立寄りに関しては未確認
訪問:2007年12月（泊）
大鰐温泉 玉川客舎 温泉分析概要
大鰐統合泉（青柳3号源泉・石原源泉・植田源泉） ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 68.6℃ 溶存物質計=2361mg Na=588.0mg(69.87mv%) K=35.5 NH4=0.4 Mg=4.9 Ca=190.2(25.92) Mn=0.1 Fe2=0.2 Li=1.4 F=3.0 Cl=895.5(68.88) Br=1.1 I=0.2 SO4=422.0(23.97) HPO4=0.1 HCO3=149.5 H2SiO3=50.7 HBO2=17.9 CO2=22.0 (H7.11.16)
