六ヶ所温泉(休業中)

六ヶ所温泉は休業中です

六ヶ所温泉 2005年7月

日本一の高深度掘削というのがフレコミの六ヶ所温泉。なんと2714メートルも掘削して温泉を掘り当てたらしい。それだけ掘れば源泉温度は92.3℃と高温のはず。施設周辺にはあの「原子燃料サイクル施設」が近くにあります。余談ですが「原燃PRセンター」もあるので少しばかり見学。

浴室は男女別にそれぞれにあり、内湯&露天風呂を備えています。内湯は長方形型の8人ほどが浸かる事ができる広さです。オーバーフローする湯の通り道は赤茶色に変色しきっています。43℃の熱い湯がなみなみと満たされていて、掛け湯して体を慣らしてから湯にどっぷりと行きます。貝汁のような薄白く濁り、灰白色?塩味強し。新鮮な金気臭がして、すべすべ感もあります。土類成分臭も感じられ、アワも少し浮遊してました。源泉が高温の為に加水して温度調整していますが、これだけでもなかなかの実力派の温泉です。源泉は相当に強力なものと想像します。露天風呂もありこちらも熱い湯なのでそうそうは長く浸かっていられません。浴槽に浸かっていると、温泉井と貯湯タンクがすぐ目の前に、、。加水ながらも湯は確かな六ヶ所温泉でした。
(三昧・2005年7月)


久々に再訪問しました。浴槽や洗い場が以前にも増して鉄さび色に染まった気が。訪問日は真夏日和のカンカン照り。そんな日に入った六ヶ所温泉、出る頃にはもうフラフラ。兎に角濃く、疲れる湯。長湯は危険。涼しい時期向きの湯。
(まぐぞー・2005年7月)

▼六ヶ所温泉 男性浴室

六ヶ所温泉 2003年9月

「六ヶ所温泉」は日本一深い温泉です。別に浴槽の水深が10メートルも20メートルもあるワケではなく、温泉を掘った深さが日本一なワケ。その深さ2714メートル。あと1000メートル深く掘っていれば富士山と同じ位だったので惜しいですね(何が惜しいんだ!?)。早速浴室へ。地中深く掘りあげたド根性の湯は「どんなもんじゃい?」と密かに楽しみにしていました。

浴室は男女別に内湯(7~8人サイズ)と露天風呂(10人サイズ)、サウナがあります(シャワーの使い勝手も良好)。湯は緑がかった黄土濁り、内湯槽のフチや洗い場は、いい具合に鉄サビ色に染まっています。金気臭の強い湯で、特に内湯は鉄棒した後の「手のひら」のような臭いムンムン。ツルツル浴感の湯は、口に含むと加水ながら強い塩鉄味で、浴後は汗ダラダラ、お客さんは皆グッタリ。浴後そのままで出て来ると、人によっては皮膚の弱い部分がダメージを受けるかもしれません。

ここは観光名所にもなっているようで、入浴せずに外観だけ写真に納めて行く人もチラホラ。館内ではオレンジ色の記念タオルも販売しています。外には掘削の櫓があるのですが、これが高いのなんのって。全景を写真に納めようとしたら、どんどん後ろに下がらなくてはならず大変だった。櫓のそばには分析表も設置されている丁寧さです。
(まぐぞー・2003年9月)

▼外観

▼屋外に掲示されていた分析

▼女性露天風呂

六ヶ所温泉は休業中です

六ヶ所温泉 簡易データ

青森県上北郡
9時~22時
350円
訪問:2003年9月・2005年7月

六ヶ所温泉 温泉分析概要

尾駮温泉 ナトリウム-塩化物強塩泉 92.3℃ pH=7.0 溶存物質計=31490mg Na=10940mg(91.19mv%) K=195.4 NH4=26.7 Mg=72.0 Ca=635.4 Fe2=4.8 Li=12.1 F=2.7 Cl=17740(95.06) Br=55.5 I=5.2 SO4=807.5 HPO4=0.6 HCO3=510.1 H2SiO3=116.7 HBO2=361.3 CO2=132.3 As=0.2 (H12.5.31)