みちのく深沢温泉

2019年頃からカメラ持ち込み禁止、撮影禁止となっているようです。使用画像は、それ以前に撮影したものです。

みちのく深沢温泉は未だ訪問していなかった温泉で、行ってみたいと思っていた温泉でもある。八甲田地区の田代平高原にあり、冬期は豪雪に見舞われる地域だが年間を通じて営業しているとの事。外観は鄙び雰囲気を持つ施設で、5月の訪問でしたが入り口玄関などはまだ雪囲いがされている状況。中に入ってみると年配のご主人がテレビを見ている。

浴室には2×4.5mのタイル張り浴槽があり、仕切りにて浴槽を大小の二つに分けられている。それぞれ4-5人&10人ほどが浸かる事が可能な広さ。浴槽脇の壁より突き出たパイプより源泉が勢いよくシャーシャーと噴出しており浴槽へ注がれています。投入量も相当量あり、浴槽からの溢れ出しを見ているだけで光景で楽しいものがあります。溢れ出る湯の通り道で、浴室床は見事に濃厚赤茶色に変色。やや緑がかったきれいな笹濁り湯、新鮮金気臭に土類臭、そして鼻を突く弱炭酸臭もあります。

露天風呂は内湯からそんまま直行可能、5人ほどの岩風呂の浴槽で、女性露天との境が簾掛け一枚なのと行き来が可能なので半混浴状態。内湯は非常に新鮮湯が味わえる湯使いとなっていて満足できるものとなっています。看板には民宿となっていましたが、立寄りのみの営業なのかは不明。
(三昧・2006年5月)


八甲田地区の中で未湯だった「みちのく深沢温泉」。八甲田そのものへあまり足を運ばないので、なかなか行く機会がありませんでした。訪問時は5月というのに、周辺はまだ残雪が積もったままです。「みちのく深沢温泉」は随分と鄙びた民宿で、入り口付近には薪が大量に積まれ懐かしい臭いがします。浴室は男女別にあり、内湯と露天風呂とがありました。

まずは内湯です。二つに仕切られた長方形浴槽がひとつあり、湯口より無色透明やや熱めの湯がドカドカ投入、浴槽内で緑がかった綺麗な白濁りとなり、ジャカジャカ溢れ出ています。なんとまぁ贅沢な掛け流し量でしょうか。そっと浸かると湯面より金気臭がたちのぼり、一口飲んでみると仄かな炭酸感と土類+金気の粉っぽい味がします。

続く露天風呂は目の前に残雪光る雑木林が広がり、目にも爽やかな印象。ただ、底が部分的にヌルヌルっとしていたので、こういうのが苦手な人はダメかもしれない。露天風呂はともかく、なにしろ内湯の大量投入湯が気に入りました。

それにしても、八甲田地区の有名温泉地はどこも軒並み賑わっていたのに、ココだけは終始貸切り状態。一般的には知名度は低いのでしょうか??
(まぐぞー・2006年5月)

▼みちのく深沢温泉 外観

▼みちのく深沢温泉 入口

▼用意か大変だったと思われる大量の薪

▼懐かしいストーブ

▼みちのく深沢温泉 男性内湯

▼内湯湯口

▼お湯

▼みちのく深沢温泉 男性露天風呂

▼みちのく深沢温泉 女性内湯

▼湯口

▼溢れ出し

▼みちのく深沢温泉 露天風呂

みちのく深沢温泉 データ

青森県青森市大字駒込字深沢650
Google Map
017-738-1464
7時~20時
350円→400円
訪問:2006年5月

深沢1号泉 ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉 45.8℃ 350L/min