東トロコ温泉(閉館)

東トロコ温泉は2008年11月9日をもって閉館しました。

国道沿いに立ち「入浴・休憩出来ます」との看板が目立ち、立寄りも積極的な印象。また「ゲルマニウム含有泉」という案内もあるのですが、勉強不足のため詳細は不明です。お風呂は館内の離れ所に二ケ所あり、それに気付かないと一ケ所だけで帰られる方も多そう。

「展望大浴場」と名乗ったお風呂は25人以上は一度に入れる多きな浴槽。特に展望は??ですがお風呂は広いです。湯気が隠って岩組み湯口上部より浴槽へ湯が注がれる。飲泉用のコップも備え付けてあります。無色透明、弱とろみでつるスベがクセになる湯です。湯口付近ではわずかながらアブラ?っぽい臭いも感じられます。浴槽内は熱く44℃はありそう。しかし、浴室は湯気で熱気が充満しており、浴後は汗がとまらない。

一度、着替えてから別の場所にある浴室へ向う。こちらは内湯&露天風呂のセット、のためかお客さんもこちらのお風呂の方が多い。内湯は4分の1円形=扇型をしているタイル張り8人ほどの浴槽。湯は加水が大量にされおり39℃と温い。湯が濁り気味で鮮度も悪かった。浴室は湯気隠りがなく快適なのは良い。裸移動可の露天風呂は屋根付きの半露天風呂だ。湯は熱いが鮮度はよろしかった。内湯同様につるスベが楽しめた。渓流沿いのロケーション、お湯よしでなかなか良し。
(三昧・2005年5月)


花輪方面から田沢湖方面へと続く341号沿い、クマ牧場近くにある温泉宿です。フロントを挟んで左側に展望大浴場(内湯)、右側に岩風呂浴場(内湯&露天風呂)があり、いずれも男女別。まずは展望大浴場から入ってみました。

展望大浴場は内湯のみですが、窓が広々開放的。周囲の木々がよく見えます。浴槽は10人位入られる広々サイズで、御影石の縁取り、中はタイルばり。男女の仕切り部分にある大きな岩のオブジェから清水のように湯が流し込まれています。流し込まれる湯は結構熱めで、浴槽内で適温、無色透明、香ばしい温泉臭(三昧はアブラっぽい臭いがしたと言っていたけれど、私は??)、トロミのあるスベスベ湯。この温泉がウリにしている「ゲルマニウム」の効果はわかりませんが、浴室が広いわりに湿度が高く、兎に角「蒸す」のです。浴室全体が低温サウナみたい。その為、終始汗がダラダラでした。備品はボディーソープ。

続いて岩風呂浴場へ。(展望大浴場から離れているので一度着衣してからの移動)こちらは脱衣所を抜けると、まずは内湯浴室があります。10人弱位入られる浴槽がひとつ。熱めの湯が流し込まれ、浴槽内で適温。無色透明、トロミのあるスベスベとした心地よい湯です。この浴室も先程の展望大浴場同様、湿気がこもり低温サウナのよう。少し湯浴みをしただけで汗がダラダラです。内湯から天風呂への扉を開けると、爽やかな外気がワッと吹き抜け、夏場の入浴後に扇風機の強風を浴びたような心地よさ。露天風呂は内湯よりも小さいサイズですが湯の投入量は多く(+蛇口よりチョロチョロ加水にて温度調節)、長湯は厳しい結構な熱めとなっていました。湯は、やはりトロミのある無色透明ですが、光合成パワーか??若干緑色を帯びて見えました。周囲は木々に囲まれ、爽やかです。備品は内湯にボディーソープ。
(まぐぞー・2005年5月)

▼外観

▼館内

▼浴室入口

▼男性内湯

▼男性露天風呂

東トロコ温泉は2008年11月9日をもって閉館しました。

東トロコ温泉 簡易データ

秋田県鹿角市八幡平字切留平10-1
9時~20時まで受付(冬期9時~18時まで受付)
400円
訪問:2005年5月

東トロコ温泉 温泉分析概要

東トロコ温泉 単純温泉(Na-HCO3・Cl・SO4) 66.2℃ pH=7.8 掘削動力 溶存物質計=572.3mg Na=128.2mg(94.26mv%) K=2.6 NH4=0.2 Mg=0.3 Ca=4.4 Al=0.1 F=1.7 Cl=78.1(37.16) S2O3=0.1 SO4=66.1(23.31) HPO4=1.0 HCO3=136.2(37.67) (H10.5.28)