▼男性浴室
下湯共同浴場の横にある家庭的な印象の旅館です。立寄りも気軽に利用でき、とても感じよい対応のお宿。
すりガラス張りの浴室は明るくいい感じです。台形を横にしたような変形木造り浴槽は、大人が2-3人も入ればいっぱいの広さでこぢんまりしたものです。浴槽床にはスノコが敷いてあります。湯はやや薄く灰白半濁り、肌がヌルッとする感じの中にキシキシもちょっと感じる浴感。塩ビ管より56℃の源泉を少量投入。塩ビ管の切れ目からの投入量調整により温度調整をしている。この湯口、なぜか湯が出たり止まったりして安定しません。ほとんどの湯は排水溝へダイレクトに直行し、捨て湯と化してます。浴槽内45℃の熱め。弱タマゴ臭に刺激的な明礬臭がします。終始貸切状態の中、熱めの湯でピリピリと刺激的な蔵王の湯が堪能できました。
(三昧・2006年8月)
蔵王温泉下湯共同浴場のすぐ隣に位置するお宿です。素朴感漂う佇まいのお宿で、立寄りを伺うと快く迎え入れてくださいました。浴室は男女別に内湯がひとつづつ。とても、こぢんまりとした浴室です。女性側には2人サイズの木造台形浴槽があり、底にはスノコが敷かれていました。
注ぎ込まれる湯は湯口55℃、浴槽内46℃と熱め。濃い白濁を帯び、光の加減で薄灰色がかっても見えます。明礬タマゴ臭ムンムンの湯で、最初は熱い湯がビリビリと来ますが、少し湯揉みをするだけで加水なしでもグッとお湯が柔らかく入りやすいものになります。湯口を見ると源泉の多くは浴槽に注ぎ込まれる事なく捨てられています。勿論、入浴に適した湯温にする為ですが、なんとも勿体無い気がします。なにしろ源泉が高温なのでジャカジャカ投入タイプではありませんが、溢れ出しもまずまずあり、小さな浴槽で鮮度の良い湯をジックリ楽しむ事ができました。
(まぐぞー・2006年8月)
▼外観/脱衣所
▼女性浴室
▼湯口・半分以上の源泉は浴槽外に
山形県山形市
立寄り時間要問合せ
300円
訪問:2006年8月