このページに登場する吊り橋は崩壊し到達は困難になりました。急流を渡渉するには沢の経験と装備が必要で、経験のない人が挑戦すると容易に遭難へつながります。またダムに沈むとの情報もあり現状はまったく不明です。
言わずと知れた有名な秘湯?にようやく訪問してきました。いまだ未湯だった田代元湯。ここまでのアクセスなどは他サイト様にて多数紹介されているので当ページでは省略。ここは以前に一軒の旅館があり、今では廃業。そこで利用されていた今でも湧き続ける源泉と、廃業旅館のお風呂を利用しての浴槽があり、いわば野湯状態のそれを目当てに入湯客が訪れるというものです。聞くところによりますと、有志の方々が清掃などの管理をされている、という事であります。
駐車スペース?らしき所より徒歩で20分ほどで目的地に到着。意外とあっさりすんなりと着いてしまい拍子抜けしてしまいました。しかし道中はクマなども出没するらしく、おまけに川を渡る吊橋も放置気味で、行かれる場合はあくまでも自己責任で。。。
着いてみると浴槽がいくつかありましたが、今回は入湯できそうな浴槽は一つのみでした。他は湯面上に藻や苔の巨大なものがプカプカとしていたりするので遠慮しました。浸かったのは木枠の5-6人サイズの浴槽です。浴槽周囲には清掃道具などもあり、管理されているのがわかります。浴槽への源泉流入は、湯の通り道に石を置いて投入量を調製されています。当日は45℃と熱めでしたが一度慣れるとなんてことはありません。貝汁風な薄濁り、弱塩味にほんのり重曹味。熱め湯なので長湯は無理ですが、八甲田の山中でこのようなお湯に浸かることができて大満足です。ちょうどアブの絶好調シーズンで、着替え時から湯浴み時、最後の着替えの時までブンブンとアブ君のターゲットと化してしまいました。
(三昧・2007年8月)
青森県内にある有名な野湯です。野湯といっても以前あったお宿が廃業し、残された湯と浴槽を利用させていただくというものです。なにしろ観光ルートからも外れた山の中にあるので、前もって場所がわからなければ辿りつく事はできないでしょう。逆に言えば場所さえ知っていれば激しいアップダウンもなく短時間で訪問できるのですが。ただし地元観光業の方々はココに立ち入る事を好ましく思っていません。そりゃそうでしょう、事故や遭難、火事でもおこされたら・・ねぇ。でも「行くな」と言われると余計行きたくなってしまうのが人の欲というもの。
そんなワケで地元の皆さんに「ごめんなさい」と謝りながら向かった田代元湯。到着すると、まず廃墟となった木造の建物があり、その先に幾つかの露天風呂(と思われる浴槽)が点在していました。浴槽内を覗くと藻などがビッシリと発生。とても普通人には入浴できません。
唯一入浴可能だったのは屋根掛けされた5~6人サイズの長方形木造浴槽で、藻の発生も浴槽内のヌルヌルもなく、まるでごく普通に営業しているお宿の露天風呂のようです。こんな山の中の放置湯がこんなに綺麗という事はまずありえなく、あまり遠くない過去にどなたかが清掃されたばかりだったんだと思います。感謝、感謝。
肝心の湯は貝汁濁りを帯びた甘い重曹臭がプーンと漂うやや熱め。すぐ横は美しい渓流というロケーションで、のんびりと湯浴みを楽しみました。ちなみに夏場の訪問だったので虻が数匹。ただココの虻はあまり積極的でなく一箇所も刺されずにすみました。
(まぐぞー・2007年8月)
▼周辺はダム工事が進んでいます
▼案内板が設置されていました
▼樹木が爽やかな山道を進みます
▼案内板(助かります)
▼放置ぎみの吊橋(数年後崩壊しました)
▼作業用?
▼廃墟となった元お宿
▼ランプの秘湯として有名でした
▼浴槽その1藻が凄いです
▼浴槽その2こちらも・・
▼有志の方によって綺麗に保たれた浴槽
▼浴槽アップ
▼浸かった様子
▼この湯だまりから溢れた湯が
▼浴槽へ注がれていました
▼湯の注ぎ口
▼清掃道具もありました
▼浴槽そばのイチゴ
▼浴槽横は清流
田代元湯 データ
八甲田の山の中
※このページに登場する吊り橋は崩壊し到達は困難になりました。急流を渡渉するには沢の経験と装備が必要で、経験のない人が挑戦すると容易に遭難へつながります。またダムに沈むとの情報もあり現状はまったく不明です。
訪問:2007年8月