なにやら鉱泉を沸かし掛け流して利用しているお宿があると聞いて立ち寄りしてみました。お宿ですが現在は宿泊の受入れはしていないそうです。フロントには温泉ガイド本のマニア編だったかな、という気になる本を発見。日帰り休憩、立ち寄りのみの営業です。お客さんは地元のお年寄りの方々ばかりで賑わっています。
内湯のみ、男女別浴槽が一つのみでシンプルなお風呂。湯は無色で微かに灰白濁り、重曹薬臭。中ぬるスベで浴感は気持ちがいいです。湯温は42-43℃で熱め。加熱掛け流しだけど、少しばかし熱い。いつまでもお客さんで賑わっていて欲しいお宿です。
(三昧・2004年1月)
大正3年の強首地震の際に田圃の中に浮く湯の花により発見された鉱泉。TVでも紹介され、地元では比較的名の通ったお宿です。戸波鉱泉は「こんな所に温泉宿があるのかなぁ?」と不安になるような田畑の続く先にひっそりと佇んでいます。表通りからの看板がわかりにくく少しばかり迷ってしまいました。民家もまばらな田園地帯の鄙びた鉱泉宿でありながら結構な人で賑わっています。
浴室は男女別に内湯がひとつのみ。丸タイルの浴槽には、やや熱め、薄灰色の湯が満たされています。一部が浅くなっていて、腰、というかお尻だけ浸かる事も。浴感はスベスベでしたが、熱めの湯温だった為長湯は辛い。地元のお父さんや家族連れで賑わう共同浴場的お宿でした。
(まぐぞー・2004年1月)
▼戸波鉱泉館内
▼戸波鉱泉を紹介した記事
▼女性浴槽
戸波鉱泉 データ
秋田県横手市増田町戸波字吉ケ沢口9-3
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0182-45-2186
9時~20時(受付19時30分)
400円→450円
訪問:2004年1月
戸波鉱泉 温泉分析概要
単純温泉?13.5℃ pH=9.1 K=0.7 Na=124(97.17) Ca=1.6 Mg=0.6 Cl=19.8(10.69) HCO3=225.5(66.62) CO3=21.12(12.69) HBO=19.7