川沿いにあり文殊橋の手前にある和風温泉宿です。入口玄関前には「立ち寄りできます」の案内があり日帰り入浴も可能。それにつられて訪問してみた。
男性(混浴)浴室に入ると横長の五角形10人サイズのタイル張り浴槽が目に入ります。前面ガラス張りの室内は熱気でムンムン。窓からは渓流の木々を眺める事ができます。目に付くのは珍しい鹿の湯口。鹿の口周りには白い析出物がびっちり。湯口47℃の湯を20L/minほど投入あり。浴槽では43℃と丁度良い湯加減だった。湯は無色透明、石膏臭、きしむ浴感があります。特にクセもなくとても浸かりやすい温泉。
浴室内には小浴槽もある。こちらは一人用の小さな石造り浴槽。大浴槽同様の47℃の湯を10L/minちょい投入しています。浴槽サイズからして投入量が多いので、46℃と熱めの湯温調整になっています。その分、鮮度良好の新鮮湯が楽しめます。
(三昧・2009年6月)
鹿教湯温泉の見どころの一つ、五台橋のすぐ近くにある旅館です。入口は木造の風情ある佇まいですが、建物を見上げると背後に鉄筋の大きなの宿泊棟が見えます。
館内は年季が入った昔ながらの観光旅館。浴室は三つあり、混浴兼男性内湯、女性内湯、時間ごとに男女入替えもしくは混浴となる露天風呂があります。我家は朝10時に訪問したのですが、丁度露天風呂の清掃時間だったようで、内湯のみの入浴となりました。
女性浴室はガラス窓の大きくとられた明るい造りで、外には清々しい新緑が広がっています。3~4人サイズの四角い浴槽がひとつあり、羊の湯口から熱めの無色透明湯が滔々と注ぎ込まれています。浴槽サイズにして充分な投入量があり、溢れ出しも豊富。弱い石膏臭と石膏味のする湯は、そっと浸かるとキリリと熱め、スベスベとキシム肌触りが混在し、肌に染み入るような心地よさがあります。汚れ一切無しの綺麗な湯は外光が反射しキラキラと眩しいほど。ただ、浴室の湯気抜きがいまひとつで、熱気ムンムン蒸風呂状態。湯も熱めなので長湯は辛い。
(まぐぞー・2009年6月)
▼外観
▼男性(混浴)浴室
▼鹿(?)牛(?)の湯口です
▼別の角度から
▼浸かった様子
▼小浴槽
▼鹿教湯ケロリン
▼女性浴室
▼女性側は羊湯口
▼見学だけした露天風呂
鹿教湯温泉 ふぢや旅館 データ
長野県上田市鹿教湯温泉鹿教湯1373-3
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0268-44-2204
10時~17時→16時(受付15時30分)
500円→2時間800円
訪問:2009年6月
鹿教湯温泉 ふぢや旅館 温泉分析概要
鹿教湯温泉混合泉(鹿教湯温泉2・3・4・6号泉と大塩5号泉の混合泉)(集合湯施設にて分析)単純温泉 45.9℃ pH=8.1 溶存物質計=591.8mg Na=90.3mg(48.00mv%) K=2.3 Mg=1.3 Ca=81.5(49.72) Sr=0.5 F=0.9 Cl=58.7(20.57) SO4=271.2(70.00) HCO3=43.1 H2SiO3=40.9 HBO2=0.9 (H19.11.9) ※全ての項目において該当なし