くらぶち相間川温泉 高崎倉渕福祉センターせせらぎの湯

十数年前に訪問したっきりの「せせらぎの湯」。今では旧倉渕村も高崎市と合併により高崎市の福祉センターとなっている。市外者の一般利用は710円とこの近辺の日帰り温泉施設としては高めの設定となっている。久しぶりの訪問だったが特に変わっていないような気もする。館内は休憩所もあるので、時間の許す限り一日ゆったりと過ごすことも可能のようだ。

内湯は5人サイズの四分の一の細長扇型タイル浴槽に、3人サイズの円形タイル浴槽が合体したような変わった感がある。浴槽縁は御影石だが浴槽周辺は温泉析出物で黄土色に堆積している。高齢者福祉施設でもあるので浴室内や浴槽周りにはスロープや手摺りがきちんと設置されている。お湯は薄黄土色濁り、強塩にがり味、臭素臭、弱カルキ臭がする。湯口から15Lminほどの投入湯があるが、何の湯かは不明。浴槽内にて加熱湯の注入もあるがこれも何の湯かは不明。

露天風呂もある。三角型タイル張り、8人サイズの広さの浴槽。内湯で火照った身体を冷ますのにココの外気が心地よかった。露天はカルキ臭がなく内湯よりも湯が上等。湯船縁の切り込みより溢れ出しての、多分掛け流しでしょう。但し、当日は常に5-6人ほどの入浴客が居り賑わっていた。せせらぎの湯のお湯は特徴的だが浴後の疲れ具合はとにかく凄いので、適度な入浴時間を心掛けましょう。
(三昧・2014年11月)


11年ぶりに再訪した「せせらぎの湯」です。何度も近くは通っていたものの、あまりにパンチの効いた重い湯にひるみ、随分とご無沙汰となっていました。今回は山歩きの汗流しを兼ねての訪問です。結論から言うと重い湯は相変わらずで、浴後は山歩きより疲れてしまった・・。

周囲を田畑と雑木に囲まれた長閑な地に建つ「せせらぎの湯」は、高崎市倉渕福祉センター内の浴場を一般開放しているものです。さすが公共の施設とあって建物は立派で、福祉センターという特性からか館内はお年寄りがいっぱいです。浴場は男女別に内湯+露天風呂という構成で、風情うんぬんというより、機能重視のセンター系といった感じです。

脱衣所を抜けると先ずは内湯ですが、15人サイズ浴槽に、いかにも効きそうな黄土濁りの湯が掛け流し利用されています。湯口よりカルキ臭のない温め源泉を投入しつつ、浴槽内からも過熱湯を投入。浴槽湯からはカルキ臭がするので、浴槽内投入で混ぜているのかもしれません。訪問時はすでに大勢の人が浸かったのか、湯にやや元気が感じられませんでしたが、塩気のある重い湯で、30分もつかるとヘロヘロになってしまいました。

続く露天風呂は、遠くに榛名の天狗山を望む立地にあります。7~8人サイズの露天風呂がひとつあり、湯口よりぬるめ源泉を投入の掛け流し利用です。訪問時は露天風呂ではカルキ臭が感じられず、かわりに海の臭いがプンプン、ギシギシとした浴感があり、内湯と比べ湯の状態は上でした。

さて久々の訪問となった「せせらぎの湯」ですが、以前訪問時には来館者の皆さん(主にご老人)が口々に「この施設の人は皆親切」と仰っていたのですが、そのアットホームな雰囲気は相変わらずでした。
(まぐぞー・2014年11月)

▼男性内湯

▼湯口

くらぶち相間川温泉 高崎倉渕福祉センターせせらぎの湯 簡易データ

群馬県高崎市倉渕町岩氷19番地1
027-378-3440
10時~17時(土日祝~20時)
月曜日(祝日を除く)・12月29日~1月3日休み
700円710円→730円
訪問:2003年11月・2014年11月

くらぶち相間川温泉 高崎倉渕福祉センターせせらぎの湯 温泉分析概要

くらぶち合間川温泉 せせらぎの湯 ナトリウム・カルシウム‐塩化物強塩温泉 64.3℃ pH=6.7 成分総計=22.6gNa=5671mg Ca=305.0 Mg=394.0 Ca=1930 Fe2=10.5 Mn=2.0 Al=0.1 Sr=16.3 F=0.2 Cl=13459 SO4=1.1 HCO3=114 Br=47.9 H2SiO3=214 HBO2=254 CO2=138 (H21.4.3) ※温泉利用状況=源泉温度が高いため地下水を加水しています、加温あり、塩素系薬剤の使用あり

【以前の分析】せせらぎの湯 ナトリウム・カルシウム-塩化物強塩泉 61.8℃ pH=6.9 成分総計=23.33g Na=5498mg K=456 Mg=510 Ca=2178 Fe2=1.19 Mn=1.02 Al=0.16 Cl=13857 HCO3=127 Br=56.6 CO2=199 Pb=0.27 Cu=0.23



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