松原湖畔リゾートエリアにある日帰り温泉施設の「八峰(ヤッホー)の湯」。営業開始時間と同時に訪問しました。センター系施設に定番の食堂やら大広間もありますがお目当ての温泉浴室へ直行する。趣の異なる2種類の浴室があり、それを定期的に男女入れ替えにて交互利用しているだそうだ。当日男湯は白駒の湯だった。
広く採られたガラス窓からは施設ネーミングに影響が大きい八ヶ岳連峰の堂々たる姿がそびえているのが望める。訪問日は天気に恵まれて山容の眺めがとても素晴らしい。浴槽は窓越しに配置、長方形のタイル貼りのが仕切り一つで横に並んでいる。左側は循環ろ過塩素使用の高温浴槽10人サイズ、右手は源泉掛け流し表示のある15人サイズのものだ。
今回取り上げるのは源泉掛け流し浴槽だ。浴槽中央部分には手摺りと寄っかかり壁らしき仕切りを浴槽内に設置してある。お湯は少し緑がかっている微濁り湯、弱甘味・エグ味・苦味・弱金気風味を感じとれる。左隣の浴槽は10人サイズは循環ろ過でカルキ臭が目立ち詳細は省略します。
露天風呂は八ヶ岳を目の前に位置し、内湯のガラス越しからではなく直接眺められます。山を正面に向けるように横に長く石風呂を配置。ただしお湯に関してはカルキ臭がプンプンする湯使いです。眺めが良く源泉掛け流しもあるので一般客はもちろんマニアでもそこそこ満足できるヤッホーの湯です。
(三昧・2016年11月)
八ヶ岳の裾野に点在するリゾート地帯の一画に位置する日帰り温泉施設です。すぐ目の前には連なる八ヶ岳の峰々が見渡せ、なかなか良い環境にあります。今回は一番風呂を目指して1時間も前に到着、いまかいまかとオープン時間を待ちました。そうこうしているうちに続々と車がやってきて人気のほどが伺えます。「さてオープン時間だ」と、施設に飛び込むも、あれほど車が停まっていたのに誰も後に続きません。おかしいな?と思っていたら、皆さんのお目当ては、大ヒットしていたアニメ映画の資料展を行っていた隣の美術館のようでした。
そんなわけでほぼ貸し切り状態で利用となった八峰の湯ですが、脱衣所を抜けると先ずはガラス窓が大きくとられた内湯浴室があります。窓に沿って15人サイズの長方形浴槽と、それにくっつくようにして7~8人サイズ浴槽がありました。湯が良いのは大浴槽でした。ほんのり茶系の濁りを帯びているようにも見える湯は、弱い重曹味と金気を感じるもので、朝の一番風呂であったためか湯の状態もまずまずです。小浴槽は塩素臭のする循環湯で、大浴槽のオマケ的存在でした。内湯から続く露天風呂は15人サイズで、開放感があり眺めも良いのですが、完全循環で塩素臭も強く「真湯?」と思ってしまうほど温泉感がありません。八峰の湯では、内湯の源泉槽が良いです。
(まぐぞー・2016年11月)
▼外観
▼館内
▼売店充実
▼訪問日男性側だった白駒の湯
▼掛け湯槽
▼露天風呂
▼八ヶ岳が見えます
▼駐車場の展望台から見える八ヶ岳
北八ヶ岳松原湖温泉 八峰の湯 データ
長野県南佐久郡小海町大字豊里5918-2
0267-93-2288
10時~21時(受付20時)
500円→700円(平日-100円)
訪問:2016年11月
北八ヶ岳松原湖温泉 八峰の湯 温泉分析
松原湖高原カラマツの湯 ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩泉 47.4℃ pH=6.9 溶存物質計=1.755g Li=0.2mg Na=162.5(35.76mv%) K=47.5 Mg=76.0(31.61) Ca=102.3(25.79) Sr=0.8 Ba=0.4 Mn=0.2 Fe2=2.1 Cl=131.1 Br=0.4 SO4=3.8 HPO4=0.2 HCO3=976.1(80.84) H2SiO3=230.0 HBO2=21.6 CO2=149.3 (H24.1.25) ※温泉利用状況=加温あり・循環ろ過あり・塩素系薬剤の使用あり