川沿いに入り口玄関があるお宿。肘折でも高層な建物の部類に入る宿でもある。六助チェックアウト後に訪問した。1階に男女別の内湯、2階部分で本館に通じる廊下を進み1階へ降りると混浴の浴場がある。今回利用したのは混浴浴場で、男女別と異なりこちらは主に湯治客に親しまれているようだ。
脱衣所は男女別、浴室は混浴というスタイル。少し湯気っている浴室内に浴槽は2つある。向かって右手は長方形4-5人サイズ、目隠しを兼ねているような巨岩を利用した湯口?の左手には7-8人サイズの浴槽を配置している。右手風呂には透明に近い微濁り湯が、左手風呂には肘折の他の宿でも良く見られる緑黄土濁りの湯が張られている。つたやは松屋源泉を引いており、各浴槽では松屋源泉と組合源泉の混合比率が違うとの事である。右浴槽は湯口代わりの鉄管よりぬるめの松屋源泉と高温の組合源泉の2本が同時に投入されていた。湯温は体感で43℃ほどはあるだろう。しばらく右手浴槽に浸かりつつ、こういった混浴スタイルも少なくなっているなあと実感して撤収した。
(三昧・2017年1月)
肘折温泉で未訪問だった「つたや」に立ち寄りました。川沿いに玄関を構える肘折の中では比較的大型の宿です。玄関前には幾つものツアー名が掲げられ、団体旅行者も多く利用する宿のようです。飛び込みで立ち寄り訪問しましたが、若旦那らしき元気の良い男性が快く迎え入れてくださいました。
浴室は館内に二箇所あり、玄関の近くに男女別浴室、そして離れた場所に混浴浴室があるようです。館内に掲示されていた使用源泉の一覧を見ると、どうやら混浴が良さそうだぞ、という事で早速そちらへ向かいました。その移動中に気が付いたのですが、「つたや」は川沿いが新館、奥の温泉街側が旧館のようで、途中の廊下で雰囲気や客層がガラリと変化しました。
混浴の棟は湯治色が強く、お客さんもご老人が主な様子でした。ちょうど入れ違いでお婆ちゃんが出て行き、浴室内は無人です。脱衣所こそ男女別ですが、中で一緒となっています。やや薄暗く穴倉のような雰囲気のある浴室に、浴槽はふたつ。ひとつは7~8人サイズで肘折温泉で御馴染みのやや緑がかった黄土濁りの湯がぬるめ寄り適温で静かに掛け流されています。もうひとつは、4~5人サイズの長方形浴槽に激熱源泉とぬるい源泉が投入され、浴槽内で熱め寄りの適温となっていました。こちらはほぼ無色透明な中に鉄錆色の細かな粒状湯花が漂う湯で、投入量はそれほど多くありませんが、湯の状態はまずまずで、主にこちらの浴槽にて湯浴みを楽しませていただきました。
(まぐぞー・2017年1月)
▼外観/混浴浴室入口
▼脱衣所の鏡餅/脱衣所から浴室への扉
▼混浴には浴槽がふたつ/浴槽その1
▼浴槽その2/湯口
0233-76-2321
立ち寄り時間要問い合わせ
500円
訪問:2017年1月