左が水口第一浴場/第一浴場入口/女性浴室(湯溜め中)
熱海温泉 水口第一浴場と水口第二浴場は2015年12月31日をもって閉館しました
熱海温泉 水口第一浴場 2002年11月
熱海の住宅地にひっそりと存在する鄙びた共同浴場です。一応看板も出ているのですが、なぜかそれを隠すかのように自販機がドーンと置かれていて大変わかりにくいです。そしてナント「男・女」の表示もないのです。さぁ、どっちに入るか?ドキドキですねぇ…なぁんて冗談はヤメときます。道路に近い方が男性、奥が女性です。
脱衣所に入ると紙や封筒があり、それに自分の名前を記入し入浴料を包んで料金箱に入れる決まりになっています。湯小屋自体がかなり鄙びていて、脱衣所には御近所の方の私物も置かれていたりします。ただ脱衣所に煙草の臭いが充満していたのと、吸い殻がそのままになっていたのが気になりました。煙草の不始末なんかで一瞬にして焼失しかねない造りなので、くれぐれも火の始末には用心したいとこ。
浴室は窓の外にすぐ隣の家の壁が迫っているので、景色は見えないどころか薄暗く閉鎖的。ただこの閉鎖的な空間がまた「特別な浴室感」を醸し出していてたまりません。浴槽はコンクリート造り(?)のシンプルなもので、訪問時は丁度湯がはられている最中でした。湯は熱めの無色透明で湯面からは爽やかな温泉薬臭が漂います。第二の方は塩味の湯なので、両方をハシゴ湯すればその違いがよくわかっておもしろいです。
湯浴み中に御婦人がひとり入って来られたのですが、なんでも病院の帰りで整形外科のドクターにここの湯を薦められたそうです。この共同浴場をすすめるとは、なかなかの温泉マニアなドクターもいたもんだと思いました。
(まぐぞー・2002年11月)
熱海温泉 水口第二浴場 2002年3月
たぶん前もって情報がなければ辿り着けない超路地裏温泉です。建物と建物の間の細い隙間を進むとその奥に小さな小さな共同浴場があります。その立地からどうみてもジモ専ですが、ありがたいことに一般に開放されていました。看板には営業時間も記されていたけれど、これもきっとアテにならないと思う。なぜなら過去に時間内に訪問した際に浴槽が空っぽだったから。
料金250円は料金箱へ。狭さや閉鎖感は第一浴場の比ではなく、浴室にはシンプルな一人用長方形浴槽が一つあり、無色透明な激熱の塩気のある湯が掛け流しとなっています。訪問時はやっと浸かれる熱さの湯温だったものの、これでも湯口の温度から察すると加水後なのかなぁと思いました。
(まぐぞー・2002年11月)
▼バイクの手前を入る/奥に見えるのが第二浴場
熱海温泉 水口第一浴場・水口第二浴場 データ
静岡県熱海市水口
場所の説明が難しいので水口地区の町内看板で探してください
6時~10時・14時~22時
250円
訪問:2001年・2002年3月・2002年11月・2003年3月