伊豆長岡温泉 南山荘(休業中・閉業の可能性も)

伊豆長岡温泉南山荘は2016年4月1日より休業中です。閉業されたかもしれません。

伊豆長岡温泉というと歓楽系の温泉地でもあります。市街地に大型観光ホテルが立ち並んでいる様相はなにか中途半端な印象を受けます。「南山荘」もその中の一つのお宿。宿泊のみならず立ち寄りは入浴券売機まで設置しての積極的な営業スタイルです。歴史のある温泉ホテルのようで、建物自体は100年以上も生き抜いているそうです。

浴室は館内に何ヶ所かに点在していますが、当日訪問時の男性利用可能浴室は「岩の湯」でした。曇りガラスで全く眺望が望めない内湯空間、5-6人サイズの岩風呂がそれです。大きな岩や石の湯口からは源泉と思われる湯が浴槽へ落とし込まれています。浴槽内には浅瀬ゾーンがあり、好みに応じて入浴可能です。お湯は無色透明、ツルツルとした浴感が特徴的です。湯船底には吸い込み穴が作動中で半循環の湯使いです。他に湯には特徴がなくクセの無いタイプの温泉。
(三昧・2013年10月)


 

伊豆長岡温泉街に点在する旅館の一軒です。レトロ風情漂う重厚な和風建築の旅館で、お高い印象もありますが、比較的手頃な料金で日帰り入浴も積極的に受け付けています。玄関を入ると日帰り入浴用の券売機があり、このテの旅館にしては珍しいな、と思いました。

広い館内には三箇所の浴室が点在しています。ひとつが男女別内湯、ひとつが男女入れ替え制の内湯「富士見風呂」、もうひとつが男女入れ替え制の「露天風呂」でしたが、訪問時は雨天のため露天風呂は休止中でした。

先ず向かったのが女性時間となっていた「富士見風呂」です。長い階段をズーッと上がった高台に位置しているので、内湯ながら眺めが良いです。名前からして富士山が見えるのかもしれませんが、訪問時は雨天のため見えませんでした。浴室には10人サイズの池のように湾曲したタイル浴槽がひとつあり、無色透明の適温湯が満たされています。湯使い的には加水・加温・循環・塩素の全てありありで、浴槽湯からは塩素臭も漂いますが、つるつるする肌さわりがあり溢れ出しもあるので、ある程度の新湯を入れつつの半循環なのかな?とも思いました。

この後もうひとつの内湯へ向かいましたが「富士見風呂」で長湯をしてしまったため、今回は浸からず終いとなりました。が、三昧に聞いたところ、この男女別内湯の方が湯が良さそうで、入らなかった事を後悔。
(まぐぞー・2013年10月)

▼外観

▼雰囲気ある日本の旅館です

▼館内から見た中庭

▼岩の湯

▼富士見風呂

▼富士見風呂湯口

伊豆長岡温泉南山荘は2016年4月1日より休業中です。閉業されたかもしれません。

伊豆長岡温泉 南山荘 データ

静岡県伊豆の国市長岡1056
12時~17時
500円
訪問:2013年10月

伊豆長岡温泉 南山荘 温泉分析概要

混合泉(第一貯湯槽・第二貯湯槽) 第一貯湯槽=59.9℃/第二貯湯槽=62.3℃ pH=9.0/9.0 溶存物質計=595mg/610mg Na=157.2mg/163.5mg K=2.9/2.5 Ca=17.7/19.6 HCO3=30.1/14.4 CO3=10.8/16.3 OH=0.2/0.2 Cl=120.5/116.6 SO4=178.4/196.4 H2SiO3=71.0/74.1 HBO2=5.7/6.3 HAsO2=0.2/0.2 (H17.5.26) ※温泉利用状況=加水あり・加温あり・循環ろ過あり・塩素系薬剤使用あり