鉄輪温泉 上人湯 2018年10月
何度かお邪魔している上人湯です。すぐ横には今やすっかり鉄輪の人気スポットとなった「地獄蒸し工房」がオープンしたりと周囲の景色は随分変わりましたが、この上人湯だけは以前と変わらぬ佇まいです。目の前の通りで賑やかに観光客が行き交う中、この上人湯で静かに湯に浸かっていると、自分だけが別の世界にいるような、なんとも不思議な異次元気分が味わえます。
浴室は以前と変わりないように思います。熱い無色透明の源泉と同時に、結構な加水もされています。同浴のお婆ちゃんによると「これ以上熱いと死んじゃう」だそうです。以前は別府の女湯でも熱湯派が多かったんですが、この数年で「適温派」が増えたような気がします。加水量は多めですが、湯面からは金気と爽やかなクスリ臭が香り、温泉もしっかりと楽しむことができました。ちなみに女湯はお婆ちゃんがいたので画像無し。三昧が入浴した男湯の画像をどうぞ。
(まぐぞー・2018年10月)
▼上人湯外観
▼一遍上人様と源泉湯升
▼男性浴室
鉄輪温泉 上人湯 2013年11月
こちらも5年半振りの上人湯です。食堂にて受付して浴場内へ。親子連れと地元民で多少賑わいを見せてましたが、すぐに自分のみ独占状態になりました。上人湯の男湯は入浴後はお湯と水は止めておくようで、壁に案内があり「お湯と水と扇風機は止めていますか？振り返って見てください」とある。雰囲気よし、お湯よし、鮮度良しで鉄輪で時間が合うならば寄ることをお勧めする浴場です。
（三昧・2013年11月）
鉄輪温泉街の中心部「いでゆ坂」沿いにある共同浴場です。「地獄蒸し工房」の近くにあり、周囲はいつも大勢の観光客で賑わっています。
蔵のようにも見える白い外壁が印象的な湯小屋には、男女別内湯がひとつづつ。石板とタイルで構成された、別府でよく見られるタイプの共同浴場です。女性側には4人サイズのタイル浴槽がひとつあり、湯口より激熱源泉が静かに投入されています。同時に蛇口からの加水もあり。前回訪問時には、この加水用蛇口が大全開でしばらく放置され、浴槽湯がすっかり「水風呂状態」になっていた苦い経験がありますが、今回は熱めの湯がしっかり掛け流されていたのでホッと一安心。前の利用者がどう浴室を使うか、こればっかりは運ですね。
肝心の湯は無色透明、つるつるとした浴感があり、湯面からは優しい金気臭が漂います。源泉を一口含むとハッキリとしたダシ塩味。外の「いでゆ坂」を行き交う人や車の音を聞きながら、貸切となった浴室でひとり静かに湯浴みを楽しむ贅沢なひとときでした。
（まぐぞー・2013年11月）
▼上人湯 外観
▼一遍上人様
▼その下に源泉升がありました
▼浴室掲示
▼男性浴室
▼別の角度から
▼掲示
▼女性浴室
▼浴槽
▼懐かしい
鉄輪温泉 上人湯 2008年1月
本来は組合員用だが時間帯により一般にも開放している共同浴場。道路反対側の食堂にて入浴受付をしてくれる。ここも温泉道の加盟施設なのでスパポートにも押印して貰った。「上人湯」は受付にて手渡された受付け済みを意味する「入浴札」を浴室内の所定の場所に掲げておく仕組みになっている。
換気良好で快適な浴室、5-6人サイズのタイル浴槽がひとつだけの浴室。こういった浴場で余計なものは一切必要はないと思う。清掃したてなのか湯がキレイで気持ちよく入湯できた。無色透明、鉄輪の湯で特徴な旨みダシが効いた塩味のするものだ。43℃で浸かりやすくすんなり肩まで湯に浸かることができた。湯面上にはザボンが二つプカプカしている。肌触りよいしっとり湯で、とても温まる温泉である。組合員になりたいと思うひとときでした。
（三昧・2008年1月）
▼上人湯 男性浴室
▼季節柄柑橘が浮いてました
鉄輪温泉 上人湯 2004年3月
▼鉄輪温泉 上人湯 外観
▼上人湯 女性浴室
▼湯口
鉄輪温泉 上人湯 データ
大分県別府市鉄輪風呂本
→Googleマップでみる
10時～17時→18時
100円
訪問:2004年3月・2005年3月・2008年1月・2013年11月・2015年4月・2016年3月・2018年10月・2019年4月
鉄輪温泉 上人湯 温泉分析概要
別府市有鉄輪泉源 ナトリウム-塩化物泉 99.8℃ （掘削・250m自噴） pH=4.2 溶存物質計=4.621g Li=6.8mg Na=1290(87.51mv%) K=186.0 Mg=4.0 Ca=37.0 Sr=0.5 Mn=1.0 Fe2=1.2 F=3.1 Cl=1950(88.78) Br=5.1 I=0.2 SO4=323.0 H2PO4=0.3 H2SiO3=734.0 HBO2=77.1 HAsO2=2.1 CO2=43.1 As=1.4 (H22.2.2) ※温泉利用状況=掲示見当たらず
