三船温泉 民宿城山(リニュアル前)

訪問後、三船温泉 民宿城山は浴室も含めリニュアルしています。このページの情報はリニュアル以前のものです。

「日本無類の炭酸泉」で知られる七里田温泉の近くにある三船温泉。県道沿いに、民宿「城山」の看板があるので分かります。三船温泉は民宿「城山」の敷地内にあって湯小屋という外観でお宿とは別棟です。共同浴場風の外観で気軽に利用できるかと。料金は無人の番台にある料金箱に支払います。

男女別内湯があり長方形の浴槽が一つあり。5-6人が優に浸かる事ができる広さですが、浴槽の3分の1が浅い深さに造られており座り湯が出来ます。なんといってもココの浴槽の凄い所は浴槽縁に見事に堆積した析出物です。淡い黄土色の土類成分がたっぷりと浴槽縁をコーティングしてます。

源泉は浴槽中央より大きな気泡と共に浴槽内に注入されてます。薄い黄土色透明、土類臭に重曹甘味。すべすべ感とギチギチ感の混ざったような複雑な浴感の湯。浴室の天井が高く設計されていて換気良好。浴室窓を開けると県道を通る車からは丸見えなので注意。関東にあったら目立つ存在だと思うが、ココでは長湯&七里田温泉の影に隠れてしまっていると思う。
(三昧・2005年3月)


 

民宿「城山」は、七里田温泉や長湯温泉の近くにある温泉宿です。立寄り可能な湯小屋は、まるで農家の敷地内にある納屋のようにも見えます。近隣の共同湯として利用されているのかもしれません。瓦屋根のシンプルな湯小屋は男女別に浴室があり、管理人などはなく料金箱にて支払う仕組み。

女性浴室には4-5人程入られる長方形浴槽がひとつ。浴槽縁が析出物のコーティングでモリモリとし、元々の素材はイマイチわかりにくいですが、おそらくはコンクリートかな?浴槽内は一部「座り湯」となった造りです。浴槽内より、やや薄黄土色濁りのある無色透明に近い湯がボコンボコンと凄い勢いで投入され、掛け流しとなっています。スベキシ浴感の適温湯は薄い金気炭酸で、結構なあたたまり湯。投入量といい鄙びた湯小屋といい、なかなかの温泉と思います。が、いかんせん七里田と長湯近くというのが‥。七里田の「下湯」後に訪問したら、物足りなさすら感じてしまい、なんとも贅沢な温泉地域だと思いました。

分析表の掲示はあったのですが、泉温やpH部分に上から別の紙がかぶってしまい読み取り出来ませんでした。額を下ろして見ようと思ったら、裏にゾクッとするような埃やら何やらが積もり、それを触る勇気は私や三昧にはなかった‥。
(まぐぞー・2005年3月)

▼浴舎外観

▼案内

▼男性浴室

▼析出物こってり

▼源泉を浴槽内投入です

▼女性浴室

▼女湯も浴槽内投入です

三船温泉 民宿城山 データ

大分県竹田市久住町大字仏原1066-2
0974-77-2818
6時~21時30分→22時
100円→400円
訪問:2005年3月

三船温泉 民宿城山 温泉分析概要

マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉 泉温=? pH=? 溶存物質計=3612mg Li=1.1mg Na=410.0(40.40mv%) K=59.0 NH4=0.9 Mg=274.0(51.10) Ca=39.6 Mn=0.5 Fe2=0.8 F=0.5 ClP=170.0 Br=0.4 SO4=538.0(23.28) HPO4=0.3 HCO3=1950.0(66.43) CO3=2.9 HBO2=20.7 H2SiO3=143.0 (S63.8.30)