三川温泉 東宝

小さな家庭的なお宿の東宝。浴室は一つなので利用客による貸切交替制なのでしょう。昔ながらのタイル張り浴槽で4人サイズほど。岩組み湯口上部より17-18L/minほどを浴槽へ落とし込んでいます。湯船端の切り込みよりオーバーフローの掛け流し。湯温は湯口41.4℃、浴槽で40.3℃で無理なくストレスなく浸かることができるのが良い。無色透明、芒硝薬臭味でホワホワした浴感のお湯。

話好きな女将さん曰く、「ウチは現場の技術者さんとかビジネス客が多いのよ~」「たまに湯治客もいらっしゃるわ」という。気兼ねなく立ち寄りができそうな環境で、近くを通った際にはまたお邪魔したいと思います。
(三昧・2015年8月)


水田の広がる地に、数軒のお宿が並ぶ静かな温泉地「三川温泉」です。今回はその中の一軒、素朴な民宿的佇まいの「東宝」にお邪魔しました。やや年季の入った小規模なお宿で、立ち寄りを伺うと女将さんが快く迎え入れてくださいました。館内には内湯浴室がひとつあり、グループごとの貸し切り利用となるようです。

浴室には4人サイズのタイル浴槽がひとつあり、湯口より無色透明湯が滔々と流し込まれ掛け流されています。ややぬるめ寄りの適温湯は細かい粒状の茶色い成分が沈殿し、湯口にも析出物が付着。スッキリとした弱い芒硝臭香る湯で、口に含んでも薬品のような芒硝味がします。浴槽サイズにして充分な掛け流し量があり、気持ちよく利用できる湯です。すっかりホテホテとなった浴後に女将さんがくださった冷たい缶コーヒーが美味しかったなぁー。
(まぐぞー・2015年8月)

▼周囲は田んぼが広がります

▼掲示

▼浴室

▼湯口

溢れ出し

三川温泉 東宝 簡易データ

新潟県東蒲原郡阿賀町五十沢1067番地
0254-99-2101
立ち寄り時間要問い合わせ
500円
訪問:2015年8月

三川温泉 東宝 温泉分析概要

三川温泉組合2号泉 ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉 43.1℃ pH=7.4 290L/min(動力) 溶存物質計=2068mg Li=0.1mg Na=575.3(86.54mv%) K=15.0 NH4=0.6 Mg=3.5 Ca=63.2 Sr=1.3 Fe2=0.1 F=2.5 Cl=423.3(38.40) Br=1.5 SO4=802.6(53,75) HCO3=139.7 H2SiO3=35.5 HBO2=3.6 CO2=9.3 (H21.2.24) ※温泉利用状況=掲示見当たらず(加熱・加水なしの掲示あり)