燕温泉 山の湯宿針村屋

今現在、燕温泉街には四軒(離れた場所にもう一軒)の宿があります。その中で針村屋さんにお邪魔しました。朝も早い時間でしたので男湯のお湯がまだ溜まっていないとの事。よければ女湯をどうぞ、とのご主人。お言葉に甘えて入浴させていただきました。

二階の浴室に向かう階段を進みます。浴室にはタイル造り5人ほどの浴槽があります。岩組みの湯口より45.7℃の湯、それを約45L/minほど投入しています。無色、薄く青みがかった微白濁り湯。まずまず鮮度上々の湯で浴槽を満たしています。焦げタマゴ臭、弱甘弱塩味、44.0℃の熱め湯で満足度は十分。

しかも露天風呂まであります。屋根掛けされた半露天で2人サイズほどでしょう。適温の42.2℃に調整され熱くもなく温くもないまさに適温です。身体が火照れば外気で冷まし、体が冷えれば湯に浸かるを繰り返し、欲張り過ぎてすっかりのぼせてしまいました。
(三昧・2017年9月)


妙高山の登山口に位置する山の小さな温泉街「燕温泉」にあるお宿です。山小屋風の建物で、どこか温かみのある雰囲気も漂います。立ち寄り時間がわからず飛び込みで訪問したのですが、朝にもかかわらず快く受け付けていただけました。

館内には男女別浴室がありますが、訪問時は男性側が清掃後の湯溜め中との事で女性側を貸し切り利用させていただけました。女性浴室には内湯と露天風呂があり、どちらも白濁りを帯びた湯が掛け流されていました。

先ずは内湯ですが、5人サイズの長方形浴槽に薄い白濁りを帯びたやや熱めの湯が静かに掛け流されています。排湯口が壁側にあるので、浴槽前面からの溢れ出しは見られません。焦げタマゴ臭香る湯は薄白濁の中に白湯花が漂うもので、清掃後の湯溜め直後だったようで鮮度がとても良く、気持ちの良い湯浴みを楽しむ事ができました。

続く露天風呂はベランダのような場所に造られているので広さこそありませんが、目の前に山の斜面と樹木が見渡せ、高所の冷たい風が心地よく吹き込み清々しいです。2人サイズのこぢんまりとした浴槽がひとつあり、内湯と比べ強い白濁を帯びた適温湯が掛け流されています。湯の中には白湯花が大量に舞い、黒湯花もチラホラと見えます。こちらは湯抜きはされていないようで、まったりとした熟した湯となっていましたが、嫌な劣化は感じられずノンビリと浸かるに丁度いい湯でした。
(まぐぞー・2017年9月)

▼外観

▼今回貸切利用させていただいた女性内湯

▼湯口

▼排湯穴

▼白湯花がたくさん舞っています

▼女性露天風呂

▼湯口

▼露天風呂からの眺め

▼掲示

▼今回見学のみの男性浴室

▼休憩室

燕温泉 山の湯宿針村屋 簡易データ

新潟県妙高市大字関山6113-3
0255-82-3121
立ち寄り時間要問合せ
600円
訪問:2017年9月

燕温泉(集合升)カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素・硫酸塩・塩化物泉 ※別表のみ掲示ありました