新三川温泉 寿の湯

三川温泉で公衆浴場的な施設と思われるホテルみかわ併設の「寿の湯」。早朝6時より営業しているので、当日は朝風呂客で結構な賑わいでした。受付は券売機にて利用券を購入、それを受付のおばちゃんに手渡すシステムです。浴室へ向かう左途中には小上がりの畳敷きがあり、ここで浴後の待ち合わせにも使えそうです。

浴室には長方形タイル浴槽があります。仕切りにて二つに分かれており、それぞれ激熱槽と熱湯槽の構成です。湯口は激熱槽側にありますが、なんせ本日の一湯目で身体が慣れておらず湯口へは熱くて近づけず未確認。湯温は体感ですが激熱槽で45.5℃、熱湯槽で44.5℃ほどです。湯は基本無色透明、表面が薄っらとアサリ汁風な濁り。薄塩味・芒硝薬味の知覚が楽しめます。チョイすべ浴感もあり、加水ながらも掛け流しの湯使いです。浴室片隅には飲泉所もありこちらも利用できます。浴後はなかなかの温まり具合いで只者ではありません。
(三昧・2015年8月)


阿賀野川の支流、新谷川に沿って建つ規模の大きなお宿です。本館・別館を構え、パンフレットを見ると多目的ホールも所有、学生の合宿などにもおおいに活用されている様子。実際、訪問時も合宿と思われる学生さん達がチェックアウトを済ませ帰路につくところでした。このホテルみかわでは、露天風呂を備えた三階の大浴場の他に、一階には地域の共同浴場的存在の「寿の湯」という内湯もあります。それぞれ別料金が設定されていて、今回は「寿の湯」の朝風呂タイムに訪問してみる事にしました。

駐車場には朝8時頃の到着で、入れ代わり立ち代わり地元住民が訪れています。館内に入ると一瞬公共施設かと思ってしまう雰囲気があり、野菜や惣菜なども売られ、本当に地域の共同浴場そのままの光景です。女性浴室には10人弱+5人に仕切られた長方形浴槽がひとつあり、湯口より熱い源泉を投入しての掛け流し。湯は無色透明ですが、温泉成分で浴槽は茶色に染まっています。そっと浸かると「ぬるゆ側」でも熱めで、「あつめ側」は、かなりの熱湯となっていました。弱いスベスベ感のある湯はスッキリとした芒哨臭が香り、浴室内にあった飲泉場で一口含んでみると、芒哨+重曹、そして弱い塩気のあるものでした。
(まぐぞー・2015年8月)

▼男性浴室

▼女性浴室

新三川温泉 寿の湯 簡易データ

※ホテルみかわは2020年3月20日をもって閉館、現在は寿の湯のみ営業
新潟県東蒲原郡阿賀町五十沢2598番地
0254-99-3677
6時~9時(朝の入浴は中止)・13時~21時
300円
訪問:2015年8月

新三川温泉 寿の湯 温泉分析概要

新三川温泉号泉(女湯飲泉口における分析) ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 57.3℃ pH=7.5 130L/min(動力) 溶存物質計=3480mg Li=0.4mg Na=986.5(81.15mv%) K=22.0 NH4=1.3 Mg=17.5 Ca=155.3 Sr=3.7 Fe2=0.4 F=3.7 Fe2=0.4 F=3.7 Cl=918.0(48.86) Br=2.6 I=0.8 SO4=1187(46.63) HCO3=131.5 H2SiO3=40.1 HBO2=9.1 CO2=7.0 ※温泉利用状況=加水あり