前身の「さかえや」の経営者が変わり、新たにリニュアルしてオープンした「雪ささの湯」。建物自体は「さかえや」時代のままで、主に浴室をメインに食堂と休憩所を改装したようです。駐車場にあった源泉オブジェは撤去されて、新たに足湯が設置されていました。現在では階上の客室は使用していないとの事です。温泉分析も分析しなおしを実施。
お風呂は内湯の他に露天風呂を備えている構成。浴室は木造りを基本にしたもので温もりの感じられる雰囲気です。やや熱気こもりの浴室、縁のみが木造の浴槽が一つある。浴槽内は石板が張られています。端っこの湯口より30L/minちょいの源泉を浴槽へ投入、湯口46℃、浴槽内43℃に調整されています。湯は黄土色混濁、金気味に弱塩・弱渋味がギチギチ浴感を伴う掛け流し。
内湯続きの露天風呂は屋根掛けがある東屋風な造りで、雨雪などにも対応しています。ほぼ正方形の浴槽、内湯同様で縁のみ木造、内部は石板張りです。露天風呂からは近隣のリゾートマンションなどが見えるだけで眺望はほとんど望めない。内湯と違い外気に触れるので源泉も内湯の倍量を浴槽へ投入しています。黄土色濁りの湯は43℃、湯口46℃。冬場は雪見露天が楽しめるかもしれません。
訪問時は空いていましたが、これが冬場のスキーシーズンではワケが違うと思います。おそらく冬場はスキー客で賑わうと予想される施設、だからなのか洗い場も多少多めに作られています。源泉はなかなかのものなので新規施設、頑張ってほしいです。
(三昧・2006年10月)
「ホテルさかえや」として営業していた温泉施設が05年にリニュアルオープンしました。外観こそ以前のままですが、すっかり改装された館内は、まだ新しい事もあり、どこもかしこもピッカピカ。日帰り温泉施設といった趣の施設で男女別に内湯と露天風呂があります。
脱衣所を抜けるとまずは内湯ですが、2~30人は入られる大きな浴槽に濃い黄土色の湯が満たされています。浴槽全面からサラサラと溢れ出しありの適温湯。内湯には使い勝手のよいカラン&シャワーも並び、体を流すにもいい感じでした。
続く露天風呂は20人サイズ。こちらはやや熱めに調整され、やはり浴槽全面から湯が静かに溢れ出ています。内湯同様に濃い黄土濁りを帯びたキシキシ湯、一口含むとショッパくエグミのある味がします。熱く重い湯は冬場にもってこいの印象。
訪問時はシーズンオフだったので館内はガラガラでしたが、場所柄、繁忙期のスキーシーズンは混むのかもしれません。
(まぐぞー・2006年10月)
▼男性浴室(手前が内湯・奥が露天風呂)
▼男性露天風呂
▼館内
▼足湯
▼足湯槽
雪ささの湯 データ
新潟県南魚沼郡湯沢町大字三国355
→Googleマップでみる
025-780-9500
4月上旬~12月下旬(木曜日休み)/14時~20時(土曜日21時)
冬期/14時~21時(土日祝10時~21時30分)
フジロック期間など繁忙日に変動あり
800円→900円
公式サイトに割引クーポンあり→雪ささの湯公式
訪問:2006年10月
雪ささの湯 温泉分析
苗場温泉ゆきささの湯 カルシウム・ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 48.0℃ pH=7.0 320L/min(動力) 溶存物質計=4975mg Li=0.6mg Na=716.6(40.76mv%) K=68.5 Mg=25.3 Ca=821.1(53.58) Sr=5.0 Mn=2.2 Fe2=6.2 F=2.0 Cl=1550(56.15) Br=0.1 SO4=1560(41.72) HCO3=94.4 H2SiO3=34.2 HBO2=88.2 CO2=33.9(H17.6.21)※温泉に影響を与える項目=全て該当なし