駒の湯温泉 駒の湯山荘 休憩舎(建物撤去→露天風呂へ)

このページで紹介した駒の湯山荘の休憩舎は2012年に建物がなくなり、浴槽はそのまま露天風呂として使用しているようです。また「休憩舎」という名称も使わなくなっているようです。このページの情報は改装前の休憩舎当時のものです。

 

山の人気宿という印象だった駒の湯山荘。山中にありながら雑誌・自遊人に紹介され、しかも特典対象施設という事で立寄り客でかなりの賑わいだそう。お宿の方によるとパスポート利用での立寄り客はスバ抜けて多いそうだ。立寄りでは宿泊棟の浴室は利用できない。別棟の休憩舎内の浴室のみ利用可能となっていました。

休憩舎は内湯のみで浴室は二つあり、混浴浴室と女性浴室を備えています。女性浴室から混浴浴室への出入りは自由。石板張りの混浴浴槽は8-9人サイズのもの。浴槽中央には円柱状の湯口があり、20cmほどの高さまで噴水のように湯が吹き上げています。凄い勢いの源泉が吹き上げており見るも楽しい光景です。目測による推定で100L/minほどは源泉を利用していると思われます。この浴槽サイズで、度肝を抜く桁違いの源泉投入量はなかなかお目に掛かる事はありません。

湯は無色透明、石膏臭に弱タマゴ臭があります。キシキシの浴感があり、湯中を細かい気泡がプカプカとたくさん浮遊してますが、これは温泉成分によるものではないでしょう。湯口&浴槽内共に32℃、湧出温度そのままの湯は新鮮そのもので湯汚れ知らずです。湯上り後、二階にある畳敷きの待合室にてしばし休憩。すると立寄り客が次から次へと押しかけて来てたまらず撤収しました。
(三昧・2006年10月)


 

芋川、折立などの温泉地が点在する湯之谷温泉郷の奥に位置する人気宿。352号線から木々に囲まれた細い道を進んだ先に突如現れる「駒の湯山荘」は山小屋風の素朴な佇まいです。お宿は宿泊棟と休憩舎の二棟にわかれ、両方に浴室があるようですが、立寄り可能なのは休憩舎のみになります。

休憩舎は風情うんぬん等ではない素っ気無い造りで、女性浴室と混浴浴室、そしてちょっとした休憩スペースがあります。先ずは女性浴室へ。女性浴室はとても狭く2人用の非加熱浴槽と、1人用の加熱浴槽が並び、その横のごくわずかなスペースが洗い場となっています。洗い場スペースは狭いので、ここでシャンプーなどしたら浴槽への泡飛びはまぬがれないでしょう。

先ずは非加熱源泉に浸かってみました。小さな浴槽へは横から噴射するような形で勢いよく源泉が投入されています。浴槽サイズにしては随分と大判振る舞いな投入量で、大量の溢れ出しとなっていました。無色透明の湯は32℃とぬるめでしたが、浴槽が小さいぶんこの後に入った混浴よりは「あたたかく」感じます。細かな泡付きもあるので最初はスベッと感じるものの、肌に張り付くような引っ掛かり感があり、湯面からは石膏臭が強く漂い、ごくわずかにタマゴ臭も感じます。口に含むと強い石膏味とかすか~なタマゴ味。付属の加熱浴槽は溜め湯状態で、ジャンジャン掛け流しの源泉浴槽の後では入る気にならず一度も浸からずじまいでした。

お次は混浴浴室へ移動。女性側は脱衣所より入る事ができます。8~9人サイズの浴槽中央に噴水のように源泉が投入され、全面から洪水のように溢れ出ています。女性浴室と比べこちらの方が広々と開放感があり、雪解け水の恩恵により溢れ出た「ぬる湯」といった印象の湯の中で、まったりと浮遊感を味わえます。人気のお宿のようですが、訪問時はたまたまの絶妙タイミングで女性・混浴共に貸切で楽しむ事ができました。
(まぐぞー・2006年10月)

▼駒の湯山荘 外観

▼立ち寄り入浴はこちらの「休憩舎」のみ開放

▼休憩舎内にはランプが下がっていました

▼混浴浴室

▼湯口

▼浸かった様子

▼加熱槽

▼女性浴槽

▼小さい方が加熱槽です

▼休憩舎の2階は休憩室でした

駒の湯温泉 駒の湯山荘 休憩舎 データ

新潟県魚沼市大湯温泉719-1
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090-2560-0305
8時~17時(受付16時)
冬期休業
500円
訪問:2006年10月

駒の湯温泉 駒の湯山荘 休憩舎 温泉分析

駒の湯温泉2号源泉 アルカリ性単純温泉(Ca・Na-SO4) 32.1℃ pH=8.6 1840L/min(動力) 溶存物質計=201.5mg Na=16.5mg(28.17mv%) K=0.5 Ca=36.3(70.81) Sr=0.2 F=0.8 Cl=8.2 HS=0.1 SO4=91.2(73.28) HCO3=23.2 CO3=1.2 H2SiO3=22.7 HBO2=0.5 (H6.12.20) ※上がり湯のみ加温



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