蓼科温泉 共同浴場

リゾートホテルや別荘などが数多くある蓼科ですが、庶民的な温泉公衆浴場もあります。カーナビ案内で向かおうとするも異なる場所に連れていかれ迷子状態に、コンビニ店員さんに道案内をいただいてようやく到着。

「蓼科温泉」と入った暖簾に「温泉浴場」の案内看板があり、いたって一般的な公衆浴場の外観造りです。館内は管理人さんが常駐していて、入浴利用者は券売機で入浴券を購入する仕組みとなっています。

浴室に入り右手に洗い場、中央部分から左手にかけては浴槽がスペースを占めています。洗い場と浴槽の間には衝立が設置しており、洗い場から浴槽への泡の飛び散り対策なのかも知れません。浴室左手にもカランがありますが、こちらは浴槽との間には衝立はありません。

浴槽は水色角タイル造り、7-8人サイズの広さのもの。湯船向こう側に石湯口があり、湯口内にて湯量をバルブ調整されたものを浴槽投入しています。お湯は無色透明、ほんのり酸っぱい臭、微弱レモン酸味があります。湯温は体感で約43.5℃ほど、浴槽の全方向部分よりオーバーフローがあるかけ流し。知覚から源泉は酸性に近寄っているようです。蓼科にこういった公衆浴場があるのは有難いですね。また寄らせていただきます。
(三昧・2016年11月)


蓼科温泉にある共同浴場です。周囲は別荘や観光向けの宿泊施設が点在する中で、こうして共同浴場もしっかりあるのが嬉しいです。以前一度訪問し、混雑していたので諦めた施設でもありました。その時は地図を見てすんなり来られたのですが、今回はカーナビを頼りにしていたら全然的外れな場所に到着してしまい、しばらくうろうろ。やっと到着してみると、目の前には蓼科郵便局という、とてもわかりやすい場所にありました。

共同浴場はいかにも地元民のための施設といった飾り気のない、比較的こぢんまりした建物です。館内には男女別に内湯がひとつづつあります。女性側には7~8人サイズの長方形浴槽がひとつあり、湯口より熱い源泉が滔々と流しこみ、浴槽内でやや熱めのかけ流しとなっています。ほんのり白濁りを帯びた無色透明湯は甘い明礬臭の香るもので、口に含むと酸味を感じます。洗い場はシャワーの無い昔ながらの共同浴場スタイルで、カランも温泉利用。浴後しばらくは肌に明礬臭の残る湯でした。
(まぐぞー・2016年11月)

▼外観

▼男性浴室

▼別の角度から

▼湯口

▼バルブで調整

蓼科温泉 共同浴場 簡易データ

長野県茅野市北山4035-170
0266-67-2100
11時~21時
500円
訪問:2016年11月

蓼科温泉 共同浴場 温泉分析概要

300t貯湯槽(三室平6.7.8.9.10号の混合泉)ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 61.0℃ pH=? 溶存物質計=?(成分詳細の数値等は掲示無し)※温泉利用状況=温泉供給者が加水しています