渋沢温泉(閉館)

渋沢温泉は閉館しました

渋沢温泉 2015年5月

10数年ぶりに訪問の機会に恵まれて立ち寄りしました。というのも、ココから比較的近隣にある「四阿山(あずまやさん)」登山の後の汗流しに利用しました。記憶では以前と比べて駐車場新設や看板などに変化があったように感じます。また、いつのまにか露天風呂が新設されていました。料金も300円から500円へと値上げされていました。

受付をして浴室へ向かいます。内湯は横長の長方形、5-6人サイズの石風呂浴槽が一つありました。木製湯口より45℃ほどに加温された源泉が約10L/minを浴槽投入されています。浴槽前面部分よりオーバーフローする掛け流し。パスカル方式の排湯も一か所ありました。湯は茶褐色濁り、金気臭味、弱甘味、湯口にてガス臭を感じます。ギシギシとすべすべ感を併せ持ちます。体感40℃ほどで健康に良い湯温設定となっています。

続いては新設された露天風呂です。屋根掛けされた岩風呂といった印象を受けます。立派な露天風呂で15人サイズとやや広めの造りです。浴槽内底部の数か所から加熱源泉を直に湯船注入してあります。湯は見るも鮮やかな濃茶色濁りで視覚的にも楽しめるかと思われます。湯温は内湯より体感1℃ほど上をいっています。露天から眺められる山肌の新緑がキレイです。湯に浸かり身体が火照ったら心地良い風で冷まします。溢れ出しは湯船端にある切り込みより排湯溝へ流れ込む方式。露天風呂も加温掛け流しの湯使いです。
(三昧・2015年5月)


十数年ぶりに渋沢温泉に立ち寄りました。その間、経営が変わり大々的に改装が行われたようです。久々に訪問してみると、黄色い外壁の建物は以前と変わらない印象を受けます。館内も、やや垢抜けない素朴さは以前のままかな。

館内には男女別に内湯+露天風呂がありました。以前の渋沢温泉には露天風呂は無かったので、ここが大きな変化だと思います。脱衣所を抜けると先ずは内湯ですが、心地よい高原の風が吹き込む窓際に5~6人サイズの長方形浴槽がひとつあります。ガス臭の香る湯口より適温に加熱された無色透明湯を流し込み、浴槽内で見事な鉄錆色に変色。湯色そのままに鉄錆臭が強く、湯温は適温調整されているものの硬質的なヒンヤリ感のある湯と感じました。加熱利用という事もあってか大量溢れ出しというワケにはいきませんが、浴槽サイズにして適量の投入はある掛け流しと思います。

露天風呂は渓流沿いに10人サイズの石風呂が造られています。湯は内湯同様に加温掛け流しかと思われます。浴槽底より湯を投入するタイプで、目視では三箇所の湯口がみられました。外を流れる渓流は建物の下の方にあるので、覗きこまないと見られませんが、周囲は気持ちの良い緑に囲まれ爽やかな風が吹き込み、ややぬるめ寄りの適温という事もあってノンビリ湯浴みが楽しめました。改装後の渋沢温泉では、この露天風呂が目玉なのかと思います。
(まぐぞー・2015年5月)

▼男性浴室

▼湯口

▼浴槽から

▼洗い場

▼男性露天風呂

▼浴槽から

▼女性浴室

▼湯口

▼女性露天風呂

渋沢温泉 2002年11月

国道144・406号沿いに立つ日帰り温泉施設です。館内は食事どころ・休憩室そして風呂とあります。受付時に注文しておいて、湯上がり後には美味しい蕎麦も食べる事ができます(時間がかかるので事前注文)。早速お風呂へ直行、10人ほどのタイルばり内湯浴槽のみで、浴槽は赤茶けていて湯は鉄錆色をしています。温度は温めで体感39℃ほど。湯は薄鉄錆色透明、鉄臭で味不明というとこです。一言、単純温泉とは思えないいいお湯で、再訪間違いない位の湯でした。湯上がり後は、さっぱり爽快の湯です。
(三昧・2002年11月)


「40度の温泉って熱いですか?ぬるいですか?」の台詞が印象的な渋沢温泉です。閑散とした国道沿いにポツンと建つ素朴な日帰り温泉施設です。訪問時は、たまたまだったのか、いつもこんな感じなのか館内には人の姿はなく、受付の人もいません。しばらく玄関で座って待っていると女将さん?と思われる奥さんが外から帰って来たので、料金を支払い浴室へ。

やや薄暗い男女別浴室にはシンプルな内湯がひとつ。浴槽角の湯口から滔々と土濁りのする湯が掛け流しとなっています。床の赤い染まり具合から見ても、相当な鉄の湯だという事がわかります。当然鉄臭がするのですが、湯口からはツンとしたガス臭も漂います。湯温はやや温め。寒い日に訪問したので、なかなか出るに出られず、ついつい長湯となってしまいました。湯浴み後は畳の部屋でしばし休憩。この間も他に訪問客はありませんでした。
(まぐぞー・2002年11月)

 

渋沢温泉は閉館しました

渋沢温泉 簡易データ

※渋沢温泉は2017年5月30日をもって閉館しました
長野県上田市真田町長1317-6
10時~20時
水曜休み
300円→500円
訪問:2002年11月(旧施設)・2015年5月

渋沢温泉 温泉分析概要

渋沢温泉 単純温泉 34.0℃ pH=6.0 85.5L/min(動力) 溶存物質計=878.5mg Li=0.2mg Na=122.3(52.97mv%) K=4.5 Mg=18.1 Ca=53.2(26.39) Sr=0.6 Ba=0.1 Mn=0.4 Fe2=11.5 F=0.9 Cl=77.0(22.57) Br=0.4 I=0.1 S2O3=0.1 H2PO4=0.7 HCO3=450.3(76.76) H2SiO3=120.2 HBO2=17.9 CO2=600.6 H2S=0.1 (H25.4.19) ※温泉利用状況=加温あり

【以前の分析】単純温泉 42℃ pH=8.25 554mg Na=187.7 HCO3=330.1 Cl=114 Fe2=7.6 500m掘削(浴室への通路に掲示)