塩別つるつる温泉

北見市瑠辺蘂町にある温泉宿泊施設です。キレイな新しい建物の外観で一般受けは良いでしょう。立ち寄り入浴にも積極的で、入浴のみならず食事と入浴のセット券などもお得な料金設定で販売していました。我が家も例外なく食事つき入浴券を購入利用してみました。食事受付時間も差し迫っていたので先に食事を済まして次に入浴するという流れでした。

浴室は二か所にあって一つは小浴場的な「龍神の湯」、別箇所にあるもう一つは大浴場的な位置づけなのかも知れません。まずは龍神の湯から利用してみました。広め脱衣所に簡易な脱衣棚があります。浴室に入ると6-7人サイズ、水色タイル浴槽が一つあります。湯面下で男女浴槽が繋がっているような造りです。

男女浴室を分ける壁上部に湯口があり、湯面まで約80cmほどの落差で落とし込んでいます。ほんのりタマゴ臭がするお湯でこれは源泉なのでしょう。浴槽内でも熱め湯の注入がありダブル投注入でした。当然、身を沈めた分だけそのまま浴槽縁からオーバーフローします。無色透明でクセのない湯は、施設名にもなっているようにつるつるとした浴感で気持ちの良い浸かり心地です。こういったお湯に毎日浸かりたいですね。パンフレットには源泉は2本あるとの記載、なので混合による湯温調整があるのでしょう。

ここの龍神の湯ですっかり満足してしまい、もう一方の大浴場へはサラッと見学に行ったという感じになってしまいました。掛け湯槽・寝湯・ジャグジー槽・打たせ湯・大浴槽・露天浴槽の各種浴槽のラインナップです。よくある日帰り温泉施設並みの設備といいますか、せっかくなので露天風呂のみ浸かってみました。陸上トラック型、横に長い露天浴槽で広めな造りです。龍神の湯と比べて圧倒的に利用者が多い為か、湯にはこなれた感があります。火照った身体が外気に触れるので快適でした。

それにしても大浴場の浴槽の多さからして余程の湯量があるに違いないですね。機会があれば再訪したい施設です。
(三昧・2018年8月)


国道39号線から少し入った場所にある温泉施設です。いつできたのかわかりませんが、建物は新しい印象で、関東界隈で多くみかける日帰り温泉施設のような造りになっています。宿泊は勿論、日帰り入浴も積極的に受け付けていて、食事と温泉がセットになったお得プランもあり、今回はそれを利用してみました。受付には番頭さんのような男性がいらして(もしかしてご主人かも?)、例え日帰り客であっても優しい笑顔で丁寧に対応してくださったのが印象的でした。

まずは温泉の前に食事をいただきます。食事が後か先かはどちらでもいいのですが、今回は食堂の利用終了時間が迫っていたのでこの順番になりました。食事は宿泊客の皆さんと同じ食堂でいただきます。値段の割には量もあり、値段を考えるとなかなかの満足度です。

そしてお楽しみの温泉へ。館内には大浴場と小浴場の二か所あり両方とも入浴可能とのことですが、大浴場は複数の浴槽を兼ね備えた万人向けで大勢の人で賑わっていました。片や小浴場はこぢんまりとした浴室に、6~7人サイズのシンプルなタイル浴槽がひとつという昔ながらの造りで、こちらはお客さんが2人しかいません。温泉好きならすぐにわかると思いますが、湯がいいのは断然小浴室になります。というわけで小浴室の方を重点的に湯浴みしました。

シンプルなタイル浴槽には、湯口よりほんのり玉子臭のするぬるい源泉が投入され、浴槽内からも熱い源泉が投入されての掛け流し。パンフレットには源泉が2本あると書かれていたのですが、この「ぬるめ、あつめ」のことでしょうか?あつゆ・ぬるゆが混ざり合い浴槽内で適温となった湯は、鮮度良好で綺麗に澄み、弱いつるつる感もありとても心地よいです。後からいらしたご婦人が「向こう(大浴場)に入ったけど、こっちの方がいいから、また入りに来た」とおっしゃってましたが、よくわかってらっしゃいますね。この湯が本日の〆の湯になるので、じっくり時間をかけて浸からせていただきました。
(まぐぞー・2018年8月)

▼温泉セットの食事

 

▼館内の飲泉所

▼清掃の案内

▼男性大浴場

 

 

▼男性小浴場(竜神の湯)

▼ぬる湯湯口/洗い場

 

野村5号井・野村7号井 混合泉(男子浴室注入口での分析)単純硫黄温泉 45.8℃ pH=9.6 溶存物質計=0.218g Na=56.6mg(90.11mv%) K=0.7 NH4=0.3 Ca=4.6 F=1.2 Cl=18.7 OH=0.7 HS=2.4 S2O3=0.2 SIO4=9.1 HCO3=30.6 CO3=39.1(47.62) BO2=1.7 (H20.12.11) ※温泉利用状況=大浴場の寝湯は循環の表示あり
北海道北見市留辺蘂町滝の湯201
0157452225
11時~21時30分(受付21時)
500円(入浴+食事セット1000円利用)
訪問:2018年8月