小坂町立老人憩いの家あかしや荘(完全建て替え新施設へ→2021年10月27日より水道の沸かし湯に)

小坂町立老人憩いの家あかしや荘は、訪問後に完全建て替え新規施設になりました。このページの情報は旧施設のものです。また、2020年6月から休業の後、2021年10月27日より水道の沸かし湯にて再開。

小坂町にある町営の老人福祉施設にある温泉です。再訪問ですが今回は入湯する事ができました。以前は時間切れで入湯は空振りでした。一般の方も料金を支払えば利用可能となっています。訪問時のお客さんはお年寄りの方々で賑わっていましたが休憩室は閑散としている。お風呂だけ浸かって帰るお客さんが多いみたいだ。

浴室は男女別、扇型のような形をしている浴槽で6-7人で一杯の広さです。湯は薄く赤茶色に濁っており、湯口で金気臭のギッチギッチ湯。塩ビ管より5L/minほどの少量投入。できればもう少し欲しいところです。源泉は敷地内の隅っこに湧出していて、温度が低いので浴用に加熱しています。加熱掛け流しで営業していて貴重な存在。
(三昧・2004年12月)


前回訪問時は閉館間際に行ってしまい、私が「あかしや荘」の入口へ踏み込もうとするまさにその瞬間、競歩級のスピードでスイッチに飛びつき電気を消す係のおじさんの姿が見えた。パチリと電気を消し終えたおじさんは、勝利を確信したかのように、こちらに向けて「ニヤリ」と笑みを浮かべていた。「ぐぞーっっ、次は負けないぞぉぉ!」そう捨て台詞を残し「あかしや荘」を去り、そして月日は流れる。遂に待ちに待った再訪の時がやってきた。今回は余裕綽々の昼間訪問。係のおじさんも呑気に受付室内に座っていた。

さて、そんな「あかしや荘」ですが、老人憩いの家というだけあって、御高齢の皆さんで賑わっています。男女別の浴室には4人も入れば一杯になってしまう扇形浴槽がひとつ。そこに半濁り黄土色の湯が注がれています。湯の投入口は壁に並ぶようにして二つあり、脱衣所寄りが常に投入されている適温湯、その隣に蛇口をひねる事により投入できる熱い湯があります。湯はちょっと苦味のある薄鉄塩味。源泉温度が低い為の沸かし利用。キシむ浴感。御高齢の皆さんが賑やかに湯浴みをし、御近所の交流の場でもあるようでした。
(まぐぞー・2004年12月)

▼この看板が目印

▼館内

▼年代物の・・・

▼男性浴室

▼お湯

小坂町立老人憩いの家あかしや荘(旧施設) データ

秋田県鹿角郡小坂町
10時~19時(18時30分まで受付)
火曜日休み
275円
訪問:2004年12月

小坂町立老人憩いの家あかしや荘(旧施設) 温泉分析

古苦竹温泉 含芒硝土類炭酸鉄泉(含鉄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉)29.0℃ pH=7.4 14.1L/min 溶存物質計=5685mg K=33.8mg Na=1160(61.50mv%) Ca=479.4(29.16) Mg=67.2 Zn=8.2 Fe2=27.7 Mn=0.3 Cl=787.1(27.18) Br=2.2 I=1.3 SO4=2360(60.18) HCO3=625.4 CO3=0.9 HBo2=2.1 H”SiO3=128.1 CO2=60.1 (S49.12.12)