月岡温泉 熊堂屋(廃業)

月岡温泉熊堂屋は廃業しました

月岡温泉といえば温泉好きの方々に有名な湯治宿「熊堂屋」に立ち寄りしました。雪降る中、立ち寄りをお願いすると混雑している様子。一時間後に再度訪問しようやくOk。独特の雰囲気を漂わせる女将さんとしばし会話。浴室へ向かう廊下脇の本棚にはマニア向け?マニア好み?の温泉本がズラリとお客を釘付けにする。入湯前に立ち読みする。

浴室は円形石風呂と三角風呂の二種類。両方とも貸し切りで利用できるそう。当日は円形石風呂に入湯する。鄙び感はたっぷり、なんともそそられる自分好みだ。円形の浴槽は少し深い。きれいな黄緑色透明、硫黄と石油のミックス臭?がします。たまらず何度も香りを嗅いでしまいます。甘い塩味、硫黄味。湯はスベスベ感を伴います。体感43℃、源泉は約10L/min程度の投入量。一度訪れてみて下さいな。
(三昧・2004年1月)


月岡温泉のメイン通りに面した風情ある湯治宿。ここは大変人気がある上に、二ケ所ある浴室はいずれも貸し切り利用、時間制限もなく電話予約等も受付していないので「行って空いていたら入られる」という感じになります。電話で空きを確認した後訪問しても行くまでに別の人が入ってしまえば、またしばらく待つという事になります。また、長い人は2時間3時間も長湯するそう。そういう場合は囲炉裏端にて女将さんと楽しく雑談しながら待つといいかも。ここの女将さん、とても明るく気さくなのです。

さて、訪問時は二ケ所ある浴室のうち「丸浴槽」の方へ入る事ができました。少し深めのまん丸浴槽に、やや熱めの綺麗な緑色の湯が掛け流しになっています。スベスベとした浴感で、湯面に油膜が漂い、湯の中には油湯花。体には黒い油粒が付着します。飲むと苦タマゴ味甘塩味。同じ月岡温泉のさかえ屋よりもマイルドな湯。ここで出たり入ったりを繰り返し、たっぷりと月岡の湯を満喫する事ができました。

もう一方の湯は三角浴槽。私が丸浴槽に入浴中に三角浴槽の方から男性の「メガネがっっ!メガネがーーーッッ!!」という絶叫が。なんでも掛け流しの湯と共に、浴槽縁に置いておいたメガネが排水されちゃったそうな。
(まぐぞー・2004年1月)

▼外観

▼館内

▼柱の懐かしいシール

▼脱衣所

▼丸浴槽浴室

▼丸浴槽

▼湯口

月岡温泉熊堂屋は廃業しました

月岡温泉 熊堂屋 簡易データ

新潟県新発田市大字月岡609-8
立寄り時間用問合せ
600円
訪問:2004年1月

月岡温泉 熊堂屋 温泉分析概要

含硫黄-ナトリウム-塩化物泉(硫化水素型)? 源泉井で51℃(浴場出口で49℃) K=208.1mg(8.33mv%) Na=1137.3(17.35) Ca=121.4(4.55) Cl=1709.0(75.35) SO4=527.9(17.17) HS=28.4 H2S=35.8