長湯温泉 ながの湯

長湯温泉にある私営公衆浴場の「ながの湯」です。訪問時は受付が無人で、各自が料金箱に湯銭を入れるようになっていました。公衆浴場といっても木造りの外観でウッディなやさしい雰囲気の施設。

お風呂は男女別の内湯、数部屋の家族風呂がありました。今回は男女別内湯を利用。温泉の析出物で赤茶色に染まった2×3mのコンクリ浴槽、壁より塩ビ管が伸びていて約50L/minもの源泉がゴボゴボと間欠泉のように噴き出し、浴槽へ投入されています。充分すぎる量の投入量で、浴槽内は新鮮な笹濁り湯。湯口にはコップが設置してあり、飲んでみるとダシ・甘・金気・炭酸の複雑な各味を楽しる美味しい湯。すべすべキシキシ浴感が印象的なお湯でした。
(三昧・2005年3月)


 

さかのぼること1年前、観光協会から徒歩で「ながの湯」へ行こうとチャレンジしました。てくてく芹川沿いを歩き47号を進み、更に「ながの湯」への細い道へ右折した頃、雨もポツリポツリと降り始め、「一体、あとどの位歩けば着くんだろう?」と突如不安になり、結局「ながの湯」へ辿り着く前に引きかえしました。その1年後、今度はレンタカーで訪問しましたが、結論としては「徒歩の時、引き返して正解だった」です。結構な距離がありました。

そんな「ながの湯」ですが、周囲は長閑な田畑が広がる、ちょっとだけ立派な湯小屋です。訪問時に管理人さんはいなく、料金箱が用意されていました。右手に男女別浴室があり、左手に家族湯が並んでいます。私達は男女別浴室を利用。駐車スペースには既に数台の車が停まっていたので、てっきり先客さんがおられるのかと思いきや、みなさん家族湯を利用(満室だった)のようで、なんと男女別浴室はどちらも無人でした。

女性浴室はシンプルに5~6人入られるコンクリ浴槽がひとつ。投入時に無色透明、浴槽内で(黒ずんだ)深い緑色の湯は適温。飲泉コップが置かれていたので飲んでみると甘鉄炭酸味がします。浴槽内では口に含んだ程の炭酸味は感じられませんが、スベスベの心地よさ、そしてなかなかの温まり湯です。

これだけの湯をたった200円という料金で楽しめ、浴室にはシャンプーとボディソープも置かれていたというサービスの良さには驚いてしまいました。
(まぐぞー・2005年3月)

▼長湯温泉 ながの湯 外観

▼掲示

▼料金はコチラへ

▼男性浴室

▼湯口

▼女性浴室

▼湯口

▼ながの湯の周囲で蛍も見られるようです

長湯温泉 ながの湯 データ

大分県竹田市直入町長湯字長野197
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7時6時~21時
男女別浴室200円
訪問:2005年3月

長湯温泉 ながの湯 温泉分析

長野湯 マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉 42.0℃ pH=6.6 187.2L/min(掘削自噴500m) 溶存物質計=2898mg Li=1.1mg Na=295.0(31.98mv%) K=101.0 NH4=0.9 Mg=216.0(44.29) Ca=134.0 Mn=1.4 Zn=0.1 F=0.3 Cl=179.4 SO4=532.0(29.52) H2PO4=1.2 HCO3=1303.4(56.91) CO3=0.4 HBO2=9.2 H2SiO3=122.7 CO2=462.1 (H11.8.23)