雑誌自遊人の付録「にごり湯パスポート」を持参すると無料で湯浴み出来るという事で遅ればせながら出かけて来ました。古くから「霊光泉」として親しまれてきた有馬温泉は、川崎の町中、道路に面した小さなビル内にありました。玄関を開けると人懐っこいミニチュアダックスの「りゅうくん」が尾っぽをふりふりお出迎え。受付で裏に退出時間のかかれたコップ(普通に料金を支払えばタオルとバスタオルも貸し出してもらえる)を渡され、奥さんから「浴室にもチュロチョロ出てますから是非飲んでみて」と飲泉を勧められます。
早速浴室へ。男女別の浴室は想像以上に狭く、数個のカランと、4-5人も入れば満杯になってしまう長方形の浴槽がひとつ。そこに茶色の加熱湯が満たされています。壁にあるライオンの口からは常時冷たい鉱泉もチョロチョロと出続けています。浴室の造りからか、鉱泉によるものか、浴槽に浸かっているとどんどん汗が噴き出してきました。湯に浸かりながら鉱泉を飲んでみると妙に粉っぽい鉄味。
ここで一緒になった20数年来通い続けているという常連さんによると「とにかくこの温泉は凄いわよ、いろんな体のトラブルが皆ここに通って治ったんだから」との事。
湯上がり後は2階の休憩室でひと休み。その間も汗がダラダラと出続けます。1階にも居間のような休憩室があり、そこでも鉱泉を飲めるようになっていました。受付前にあったダンボール箱には少女誌の付録が何故か未開封のまま大量に放り込まれています。これは自由に持って帰っていいのかな?道路に面した玄関横には「八幡宮」がおまつりされていて、常連さんによると「名前住所等を伝えながら拝んで湯あみするといい」とのことです。
(まぐぞー)
▼外観
▼リュウくんがお出迎え
▼女性浴槽
▼ライオンの口から源泉
▼歴史のある鉱泉
有馬療養温泉旅館 簡易データ
神奈川県川崎市宮前区東有馬3-5-31
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044-877-5643
11時~22時(受付21時)
2時間1700円→1200円
20時以降1時間以内700円(※休前日除く)
水曜日休み
訪問:2004年1月
有馬療養温泉旅館 温泉分析概要
単純炭酸鉄冷鉱泉 17℃ pH=6.7 Na=15.10mg Ca=27.90 Mg=6.95 Fe2=25.81 Al=5.15 Cl=22.27 SO4=6.584 HCO3=208.0 CO2=100.0