強首温泉 おも観荘(閉館)

強首温泉 おも観荘は閉館しました。

強首温泉は前に訪れている。温泉街という温泉街はこれといってない所で、人も見かけず閑散としていた印象の強首温泉。「おも観荘」に立ち寄りをお願いしようとすると玄関には「本日休業」との張り紙がある。たまたま、ご主人らしき人がいて聞いてみると、立ち寄りokとの事。館内に入ると女将さんに対応して頂く。

お風呂は貸切でいい、との事でラッキー。熱気が充満して浴室に小池のような楕円形型の浴槽が一つある。床や浴槽縁は析出物がコッテリと付着し赤茶に変色している。太い塩ビのホースがそのまま湯口になっていて20L/minほどの源泉が浴槽へ注ぎ込まれている。無色透明、きれいな笹濁り、ハッキリとした塩味に弱アブラ臭。湯口ではアブラ臭が目立つ。なかなかの濃い食塩泉で浴感たっぷりの湯は温まり十分で満足。
(三昧・2005年5月)


前回、近所にある強首ホテル湯治部に立寄りした際、お湯の印象が良かったので「どれどれ、他のお宿はどうだろう」と立寄ってみました。強首は、田畑や雑木林に囲まれた長閑な地。観光客は皆無といっても大袈裟でなく、人の行き来すら滅多にない。時々農作業をしている人が畑の向こうにポツンと見える程度。

今回お邪魔した「おも観荘」も、訪問時は玄関が閉ざされ、営業している気配を感じません。たまたま庭いじりをされていた御主人(?)に出くわし、快く迎え入れていただきました。館内は当然のごとくシーンと静まり返っています。愛想のいい女将さんに案内され浴室へ。女性浴室を貸しきりで使っていいですよ、と有り難いお言葉です。

浴室には5人程入られる細長い楕円のような内湯浴槽がひとつ。浴槽横にはゴツゴツとした岩で造られた壁が迫っています。湯は投入時点で既に薄らと黄土がかり、浴槽内では完全な黄土濁り。やや緑味の強い色をしています。熱め~適温の湯はアブラと臭素の間の子のような臭いが漂い、飲むと口の中に臭いが広がります。甘塩、そして仄かに鉄味のする湯は、ちょいキシ感があり、とても重くベタつく浴感。発汗が凄く、温まり度大。湯上がりも少しベタベタ感の残る湯でした。
(まぐぞー・2005年5月)

▼外観

▼今回貸切利用した女性浴室

▼湯口

強首温泉 おも観荘は閉館しました。

強首温泉 おも観荘 データ

秋田県大仙市強首
立寄り時間要問合せ
350円
訪問:2005年5月

強首温泉 おも観荘 温泉分析

大場崎温泉・強首温泉2号の混合泉 ナトリウム-塩化物泉 47.1℃ pH=? 湧出量=? Na=3450.3 K=95.5 NH4=28.8 Mg=29.8 Ca=267.5 Sr=2.3 Ba=9.9 Mn=0.1 Fe2=2.8 Fe3=0.1 Zn=0.2 F=0.3 Cl=5806.9 Br=19.9 I=3.5 SO4=26.8 HPO4=0.2 HCO3=328.1 H2SiO3=85.3 HBO2=31.0 CO2=77.6 (元.1.24)