いこいの村庄内は2016年10月31日をもって閉館しました。
公共の温泉宿泊施設です。通り沿いに「日帰り入浴できます」的な看板があったのでどれどれと言いつつ立ち寄る。入浴受付は券売機にてチケットを購入する仕組みでシステム化されています。
広々とした浴室空間、浴室壁と床と浴槽縁がすべて白と言うかクリーム色に統一されていて妙な感じ。浴槽は左右両端に二つ配置。左から右にそれぞれ8人と8-10人サイズの広さがある。どちらも丸タイル貼り、左手浴槽湯口からは源泉っぽい湯に触れられる。右手浴槽については確認していなので不明です。両浴槽ともに基本は無色透明、弱すべすべ感でカルキ臭を伴うもの。半循環の湯使いと思われるが真相は不明。
露天風呂は屋根ありの半露天岩風呂といった印象を受けた。無色透明、カルキ臭は少ない。岩石湯口から浴槽へ流れ込む湯は加熱源泉っぽい気がするがどうだろう。日帰り入浴も結構な賑わいがありそうな施設だ。
(三昧・2015年11月)
湯野浜温泉のほど近く、ガランとした寂しげな海岸近くにある、やや年季の入った公共の施設です。施設は広大で、チューリップ園や散策路、野鳥の森など野外施設が点在しています。その中にある大浴場を日帰りにも開放しています。ふたつある大浴場は露天風呂の造りが違うようで、日替わりで男女入れ替えとの事。訪問時は檜風呂が女性用でした。
脱衣所を抜けると先ずは内湯ですが、かなり広々とした浴室に、草津の浴室で見られる酸性対策でもしたかのような真っ白にコーティングされた12~3人サイズ浴槽と5人サイズ浴槽があり、無色透明で弱いツルツル感のある湯が満たされています。小浴槽は溢れ出しが見られずの完全循環と思いますが、大浴槽の方は溢れ出しが見られ半循環かな?といった湯使いでした。お湯そのものに劣化は感じられなかったのですが、とにかく塩素が強いのです。大勢の人が利用する施設だから仕方ないのかもしれません。
続く露天風呂も無色透明の内湯と同じ湯が使われています。こちらの湯使いも半循環でしょうか。ただ内湯より塩素臭は控えめで、吹き込む風が心地よく、なかなか雰囲気のいい露天風呂でした。湯使いは温泉マニアが好む類ではありませんが、野外施設併設の大浴場は名前の通り「いこいの村」として重宝されると思います。
(まぐぞー・2015年11月)
▼掲示
▼訪問時男性側浴室
▼湯口
▼もうひとつの浴槽
▼浴槽から
▼訪問時男性側露天風呂
いこいの村庄内は2016年10月31日をもって閉館しました。
いこいの村庄内 データ
山形県鶴岡市千安京田字龍花山1‐1
昼の部10時~15時(受付14時30分)
夜の部18時30分~21時(受付20時30分)
月曜日は夜の部のみ
400円
訪問:2015年11月
いこいの村庄内 温泉分析
庄内いこいの村源泉 ナトリウム-塩化物泉 37.0℃ pH=8.7 溶存物質計=1287mg Li=0.2mg Na=432.8 K=7.3 Mg=1.2 Ca=44.1 F=0.1 Cl=707.4 Br=3.6 I=1.4 SO4=24.2 HCO3=35.7 H2SiO3=26.5 HBO2=1.2 CO2=0.1 (H20.2.5) ※温泉利用状況=加温あり・循環あり・塩素系薬剤の使用あり