七味温泉で未湯だった温泉施設です。今回訪れたのは紅葉館の別館としての位置づけの離れにある無人の露天風呂です。駐車場へ車を止めて隣の民家横?を通って離れ小屋に向かいました。小屋正面に男女それぞれの入り口、その中間には無人料金箱が設置されているので利用時に一人300円を支払います。
小屋内に入ると雑多な印象を受ける脱衣所があります。一般的な入浴施設の脱衣所のイメージとは異なりますが、まぁ着替えるだけなので用は足りました。露天への引き戸をスライドして移動。おぉー、と湯の色に少し興奮しかけます。露天岩風呂といった印象ですが、手入れが行き届いていないのが残念な気がします。浴槽は手前と奥とで二つに分かれており、雨どいで源泉がそれぞれに注がれています。お湯は薄緑白色の微濁、タマゴ臭ありで奥側は目測の透明度で30㎝、手前側で20㎝ほどかなぁ。湯口64.4℃、奥側浴槽42.3℃、手前浴槽40.2℃の実測湯温。掲示分析書によると源泉温度50.6℃になっていましたが湯口と温度が合いません。十数年前の分析なので湯温上昇でもしたのでしょうか。
(三昧・2017年10月)
数年ぶりに七味温泉へ行ってみました。今回は未湯だった紅葉館別館の露天風呂にお邪魔しました。ここは以前は女将さんが受付をしていたようですが、今では料金箱の設置された無人の湯小屋です。
簡素な脱衣小屋を抜けると広々とした露天風呂です。手前と奥の二槽に分かれていて、手前が4人サイズ、奥が7~8人サイズとなっています。どちらの浴槽も青がかっても見える白濁湯が掛け流され、見た目は大変綺麗です。ところが手前浴槽は足をつけることもできない程の熱湯で、奥の浴槽もかなりの高温。ホースで加水し、やっと頑張って入ることができました。女湯がこれほど熱いのに男湯はぬるかったとのことで、源泉投入のバランスが一定ではないのかもしれません。肝心の湯は浴槽底に真っ白な湯花の沈殿する白濁湯で、火薬のような刺激を感じるタマゴ臭が湯面からムンムンと香ります。熱すぎてノンビリ浸かれないのが残念ですが、万人がイメージする秘湯の温泉そのものといった湯です。浴槽の目の前には紅葉した山々も見えなかなかのロケーションですが、露天風呂全体がやや放置気味だったのが残念です。
(まぐぞー・2017年10月)
▼外観
▼料金はコチラへ
▼掲示
▼男性脱衣所
▼男性露天風呂
▼別の角度から
▼源泉はここで分配され・・
▼浴槽に投入されます
▼女性露天風呂
▼別の角度から
▼浴槽から
▼女性側から見た源泉分配ポイント
▼湯口
七味温泉 紅葉館別館露天風呂 簡易データ
長野県上高井郡高山村大字奥山田七味
立ち寄り時間不明
中学生以上から入浴可
300円
訪問:2017年10月
七味温泉 紅葉館別館露天風呂 温泉分析概要
牧新七味温泉・新七味源泉の混合泉 含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉(硫化水素型) 50.6℃ pH=6.4 溶存物質計=1034.9mg Na=71.1mg K=8.3 Mg=14.5 Ca=192.0 Mn=1.1 Fe2=0.1 F=0.9 Cl=78.8 HS=3.4 SO4=487.0 HCO3=64.1 H2SiO3=76.6 HBO2=36.2 HAsO2=0.8 CO2=48.9 HH2S=15.5 (H17.12.14) ※温泉利用状況=全ての項目で該当なし