安代温泉 山崎屋旅館

安代温泉と渋温泉の境目が未だによくわからないが、今回は安代温泉のお宿。週末などの休日は一方通行になる安代から渋に向かう石畳の細い温泉街に表玄関はある。入ったのは川沿いの裏玄関、というのもあのすれ違いも出来ない細い温泉街より裏玄関の方が車を停めやすいから。

ご主人に「もう今はお客さんが居ないから男湯を貸切でいいよ」とのお言葉。どれどれと言わんばかりに男湯脱衣所へ突入する。浴室天井方向一角から明るさが差し込んでいる浴室空間。浴室中央に3-4人サイズのタイル造り浴槽が一つある。湯は無色透明、茶褐色系の湯華が湯中を浮遊している。若干、お湯にこなれ感がでており、おかげでとても浸かりやすいものとなっていた。湯口にて54.1℃、木樋湯口より約5L/minを浴槽投入あり。浴槽にて42.3℃、これまた適温で浸かり易い。分析書が確認できなかったので利用源泉の詳細等は不明。掛け流しの温泉利用というのは判断できた。
(三昧・2016年1月)


渋温泉街の並びにある安代温泉です。一体どこからどこまでが渋で、どこからが安代かはいまだにわからず。もう10年以上も前に安代温泉の共同浴場二箇所にはお邪魔した事はあるのですが、旅館は今回が初めてです。お宿の表玄関にあたる温泉街のメイン通りは道路の凍結でツルツルになっていて車ではアクセスしにくく、裏口にあたる川に面した側からお邪魔しました。

浴室は男女別にひとつづつあるようで、「もしよかったら大きい浴室の男湯を貸し切りでどうぞ」と仰っていただきました。木材と石板をふんだんに使用した落ち着いた和風の浴室には、北信五岳の写真(?)が飾られています。4人サイズの浴槽がひとつあり、アヒル人形のたくさん置かれた湯口より無色透明の源泉を投入、こなれ感のある適温湯が掛け流されています。湯中に茶色い細かなカス状湯花が漂う湯は優しい温泉臭が香り、のんびり湯浴みするに丁度良いものでした。
(まぐぞー・2016年1月)

▼男性浴室

▼湯口

▼アヒル軍団

▼溢れ出し

▼浸かった様子

▼北信五岳

安代温泉 山崎屋旅館 簡易データ

長野県下高井郡山ノ内町平穏2299
0269-33-3025
11時~17時(要事前連絡)
500円
訪問:2016年1月

(分析書確認忘れの為、宿HPより抜粋)ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉 93.0℃ ※温泉利用状況=加水あり



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