はしご湯のすすめ秋田県の温泉


玉川温泉
玉川温泉

仙北市田沢湖玉川
0187-58-3000
7時〜20時(4月中旬〜11月下旬)
600円

訪問:99年9月、03年6月



酸性度日本一の玉川温泉に入湯することができました。pH=1.2の源泉はどんなものか興味があるところです。立ち寄り入湯は大浴場となります。券売機にて入浴券を買い受け付けにて手渡す仕組みです。浴室には源泉槽(源泉比100%)、あつ湯、ぬる湯(50%)などがあります。飲泉場もあり薄めて飲むように表示されている。実際に何倍かに薄めて飲んでみたところ、それでもかなり酸っぱいです。脱衣所に「地震により源泉が濁り気味」とも表示あり。実際に源泉100%の浴槽に浸かってみる。腰をおろすと体の部分、部分がかなりピリピリする。湯は無色透明、強い酸味で金気臭といったところ。

入湯後は源泉が湧いている噴気口付近を散歩。辺り一面噴気が吹き出し、噴気口付近は黄色い硫黄の結晶が付着していた。まさに地獄のようだ。露天風呂とゴザを敷いての岩盤浴は無料にて利用できます。感想としては近代化されすぎたような気がします。乳頭温泉郷「孫六温泉」の内湯でご一緒した方が玉川温泉の事を「昔は誰も行かなかったよ」という言葉が印象的だ。お湯としては強力、っつうか強力すぎる感じです。
(03年6月)

(三昧)



玉川温泉は八幡平の山の中にある一軒宿です。といっても鄙びた小さな湯治宿を想像してはイケマセン。大きな建物がドーンと建ち、沢山の人が行き交う超湯治宿なのです。今やあまりにメジャーとなった玉川温泉については、もう特別な説明なんざ必要ないですね。

さて浴場。昔は混浴だったのですが、いつの間にやら立派で綺麗な男女別となっていました。浴室はまるで体育館のように広く、いくつかに仕切られた細長い浴槽が通路を挟んで向き合う形になっています。全体がトーンの暗い木造なので、湯治場的な落ち着いた雰囲気はあります。ここは強酸性の湯としても有名で、浴槽は源泉希釈と100パーセントとにわかれています。希釈槽でも浸かると体の小さな傷がピリピリチクチク。湯面からはムワァァンと金属臭が立ちのぼります。飲泉場もありましたが、どんなに薄めても「スッパ〜っっ!」歯がギチギチ浮く感じで、まったく好きではありません。

また、御宿から少し離れた遊歩道脇に随分と開放的な露天風呂と岩盤浴用の小屋があるのですが、こちらはお宿の所有ではなく、誰でも無料で利用できるようです。

ちなみに私が初めてここへ連れて来られたのは30年以上も昔の事。この温泉がいつからこのように人々が押し寄せる地になったかは定かではないのですが(昔はこうではなかった)、その人気は止まる事を知らず、近頃では新玉川温泉なる別館まで登場。はてさて、どこまで続くか?玉川信仰。
(03年6月)

(まぐぞー)


撮影禁止の為、内湯浴室の画像は無しです


玉川大噴 酸性-含二酸化炭素・鉄-アルミニウム-塩化物泉 98℃ pH=1.05 9360L/min 溶存物質計=7785mg H=89.5mg Na=78.0 K=38.8 NH4=0.2 Mg=62.1 Ca=190.4 Sr=0.3 Al=297.0 Mn=2.7 Fe2=211.3 Zn=2.7 F=95.7 Cl=4584 Br=8.0 I=2.6 S2O3=0.5 HSO4=1033 SO4=344.2 NO3=1.2 H2SiO3=386.0 HBO2=137.3 HAsO2=4.6 H2SO4=232.6 CO2=1435 H2S=0.4 (H16.9.9)


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