はしご湯のすすめ山形県の温泉


姥湯温泉 桝形屋旅館
姥湯温泉 桝形屋旅館

米沢市大沢姥湯1
090-7797-5934
9時〜16時→9時30分〜15時30分
冬期休業
500円

訪問:02年9月、06年8月



「温泉好きが一度は行く大人気秘湯」と言うまぐぞー。付近の湯巡り時にフラッと寄ってみた。初めて訪問したがお宿に着くまでのアプローチが凄い。お宿玄関までは車では行く事が出来ない。近くの駐車場から山登りのような道を登って入口玄関まで数分。その駐車場までの車道も細く狭い、オマケに人気のお宿というので行き交うお客さんの車ですれ違いも多い。しかも繁忙期の夏場、えらい時期に来てしまったもんだ。

立寄りでは露天風呂のみ利用可能の姥湯温泉。混浴露天風呂二つに女性専用露天風呂もあります。周囲のロケーションは地肌が露出したV字峡谷の中の露天風呂とでもいいますか、とても開放感のある位置取りの露天風呂となっています。源泉はすぐ近くの崖の裂け目より自然湧出しており、その裂け目にパイプを突き刺し木桶を通して冷却しつつ、浴槽へ引き湯しているようです。混浴浴槽は20人サイズ&10人サイズの二つ。それぞれ上段側、下段側との配置されています。湯は完全白濁の硫黄泉そのものですが、鮮度に欠けるものがあります。湯口のパイプよりは透明な源泉が出ていますが、こちらはタマゴ臭香り、酸味も少々。個人的には露天風呂ではなく、宿泊者限定の内湯でこの湯に浸かってみたいと思いました。
(06年8月)

(三昧)



深山の谷間にはりつくように建つ小さなお宿「姥湯温泉枡形屋」。山のダート道を進み、更に駐車スペースから少しばかりの徒歩にて辿りつきます。駐車スペースからお宿を眺めると、周りの景色があまりに雄大で、まるでジオラマを見ているよう。

受付にて料金を支払い、まずは女性露天風呂へ。程よい広さのある石組み浴槽は、混浴露天風呂(上段)より一回り小さいくらいのサイズ。湯口より熱めの湯が注ぎ込まれ、浴槽内でやや熱め〜適温。無色透明な中にたくさんの消しゴムのカス状白湯花が漂っています。混浴と比べ開放感はありませんが、お湯だけ見るとこちらの方が断然鮮度は良い印象。

続いて混浴へ。混浴は脱衣所も男女一緒なので私は女性脱衣所から布を巻いて移動しました。混浴は女性露天風呂よりやや広さのある石組み露天風呂が二つあり、上段・下段という具合に並んでいます。湯は上段の方がやや白みを帯びた半濁りで細かな白湯花が見られ、下段の方は白濁が強く「湯なまり気味」、毛の浮遊も多く、ちょっと気持ちのいい状態ではありません。お湯はタマゴ風味+酸味があり、少々薄い感じの印象。ただ、なにしろ景色がよく、背後に迫る切り立った絶壁に見惚れてしまう。

それにしても深く切り込み迫る絶壁、いくら温泉が湧いていたとしても、よくこんな所に宿泊施設を造ったもんだと関心してしまう。そんなロケーションがウケるのか、4年振りの姥湯温泉は相変わらずの大人気でした。
(06年8月)

(まぐぞー)




姥湯への道には
御馴染み、車の切返し点も



深山の一軒宿
奥に見えるのが桝形屋



枡形屋外観




混浴露天風呂



野趣溢れる環境



こちらは女性露天風呂



湯元


崖にパイプを突き刺している


湯花採集場


姥湯源泉 単純酸性硫黄泉(硫化水素型) 51.1℃ pH=2.5 溶存物質計=817.2mg H=3.3mg(28.66mv%) Na=33.8 K=17.9 Ca=47.5(20.77) Mg=7.4 Fe2=9.6 Mn=0.6 Al=25.8(25.15) F=0.6 Cl=22.2 I=0.5 HSO4=58.0 SO4=519.5(89.57) H2SiO3=64.0 HBO2=6.0 H2SO4=0.5 (H17.6.27) ※温泉に影響を与える項目=全て該当なし


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