八幡平エリアにある温泉です。アスピーテライン脇の案内看板を頼りに大深温泉への急坂を降ります。一見、ログハウス風の建物に驚いたが、きちんと大深温泉の看板がでていて一安心。今回は長距離ドライブ直後で疲れてたのでオンドル小屋での昼寝がてらの休憩コースにしました。オンドル小屋は２棟あります。畳敷きにごろ寝して湯治する仕組みです。横になってみると温泉熱でとても暖かいです。温泉に浸からなくても横になってるだけで温泉効果があるらしい。いつのまにか寝てしまって、途中あまりにもの暑さで起きてしまいました。他のお客さんからも「あー暑い」という言葉。今回は休憩利用でしたが格安で宿泊も可能です。

次にオンドルでの汗を流しにお風呂へ向かいます。共同浴場風の木造湯小屋になっており男女別の浴室にはそれぞれ内湯がある。浴槽には無色透明の湯が常時投入されていて溢れています。源泉温度が高いので残念ですが加水で温度調整されてます。浴槽内では微白濁、硫黄臭。
（03年6月）

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いつだったかオンドル部屋にて立ち寄り休憩して以来の訪問となる「大深温泉」。今回の訪問では、オンドル休憩は無しで立ち寄り入浴のみです。管理棟、湯小屋、オンドル宿舎が2棟ありますが全て別々の建物で敷地内に点在しています。入浴のみでは湯小屋棟のみ利用可能です。

湯小屋には男女別内湯がそれぞれに一つあるのみです。天井が高い構造で換気も通気も良好な空間です。4−5人サイズの木造浴槽はとてもシンプルな造りです。木樋の湯口と塩ビ管が横並びであり、木樋は源泉で塩ビ管は加水用の水が出てきます。源泉の湯口温度は54.4℃、浴槽では39.8℃とやや温めに調整されていました。なんで加水蛇口をしばらく止めて42℃程位まで源泉のみで湯温調整させていただきました。利用者任せの湯温調整の用です。湯は薄らと青灰白色濁り、タマゴ臭にガス臭がします。湯船横脇部分よりオーバーフローされての掛け流し。
（13年8月）

（三昧）

八幡平に点在する鄙び系温泉宿の一軒です。その中でも群を抜いて秘湯度の高い所だと思います。オオシラビソに囲まれた敷地内には小規模のガレ場も見られ、モクモクと噴気が立ちのぼっています。その地熱地帯の真上に簡素な木造の小屋を2棟構え、宿泊できるオンドル小屋となっています。その小屋は昔ながらの山小屋といった趣で、勿論個室などはありません。持ち込んだゴザなどを敷いていわゆる雑魚寝をする形になります。かれこれ10年前に立ち寄りでオンドル小屋の昼寝休憩を利用したのですが、初夏の利用では床が熱過ぎて息苦しく、ブヨのような小さな刺す虫も飛び回りチョット大変でした。

というワケで、今回は前回よりももっと暑い真夏の訪問なので、オンドル休憩はパスし浴舎だけを利用する事にしました。10年ぶりの訪問にもかかわらず、大深温泉はなんら変化はありません。ただ季節柄か長期滞在の湯治客に加え、ツーリング客の宿泊もありなかなかの繁盛ぶりでした。

管理棟で料金を支払い早速浴舎へ。簡素な木造湯小屋の中には、男女別に内湯がひとつづつ造られています。床、壁、浴槽、天井、その全てが木造りで雰囲気良いです。浴室には4〜5人サイズの四角い浴槽がひとあり、木管湯口より激熱源泉を投入、ややグレーがかった白濁半濁りの湯が掛け流されています。浴槽湯はやや熱めで仄かにタマゴ臭とタマゴ味、そしてごくごく僅かな酸味を感じます。湯そのものは、それほど際立つ個性のあるものではありませんが、なにしろココは雰囲気が良いです。秘湯度が色濃く「特別な所へ来た」という旅情を味わえる貴重な温泉宿と思います。湯に浸かりながらジッと静かに目を瞑り、湯の流れ落ちる音だけを聞く幸せのひと時を、今回もたっぷり楽しませていただきました。
（13年8月）

（まぐぞー）