はしご湯のすすめ山形県の温泉


肘折温泉 上の湯
肘折温泉 上の湯

山形県最上郡大蔵村肘折温泉
8時〜18時(冬期17時)
木曜午前は清掃のため不可
200円→250円

訪問:03年5月、05年9月、09年8月、13年5月



1200年もの歴史がある湯治場「肘折温泉」に行きました。肘折の湯は主にきりきずややけどに効果があるそうです。今回は旅館に宿泊しましたが、当然のように共同浴場に行ってみました。肘折には3つの共同浴場があって、肘折温泉宿泊者はお宿で無料券を貰って無料で入湯できます。入らない手はありません。浴室、浴槽共に広めの作りです。石作り浴槽は10数人は入れる立派なもの。上の湯の湯は熱くもなく温くもなく適温の無色透明の透き通ったきれいな湯です。浴槽縁にはお地蔵様が祭られています。源泉は3箇所?から投入、注入されていて浴槽内の湯も新鮮です。飲泉コップがあり飲んでみるとクセがなく飲みやすいです。湯上がり後はサッパリ感が出てきました。
(03年5月)

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肘折温泉の「上の湯」に再訪問してみました。前回は二年前に来ており印象が薄れていたので、確認の意味も有りの訪問です。8時からですが、朝の6時過ぎにキーを持つ地元の方の計らいで入浴させていただける事に。

肘折温泉も温泉法改正に伴い、源泉の利用状況が掲示されていた。先客は近所の住民の方のみで、観光客らしき方はおらず。男女別の内湯には10数人が入れる石板張りの浴槽が一つある。浴槽脇には変わらずにお地蔵様が湯浴み客を見守っています。すぐ下が湯口になっています。無色透明、甘塩ダシ味の湯、また炭酸も感じます。とても肌に良く馴染み、まったりとしたお湯で心地良いです。肘折温泉を代表する良質湯だと思います。
(05年9月)

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カードキーを使って無人の共同浴場に早朝6時前に訪問、静まり返っている浴場内で先客は誰も居ない。10数人は浸かれる広さがある浴槽サイズ、以前と比べて目立った変化はありません。

お地蔵さん下の湯口、別箇所の柱上部の湯口からも変わらずに、上の湯源泉を吐き出しています。無色透明なとろみ感あるお湯です。このキレイに澄んだ透明湯がとても良いのです。
(09年8月)

(三昧)



肘折温泉街のメイン通りに面するランドマーク的存在の共同浴場です。古びたコンクリ箱型の建物で、観光向けの媚びた印象もなく、昭和の臭いがする「通い湯向け」共同浴場といった感じがします。館内には男女別に内湯がひとつづつあり、外観から受ける印象よりも意外と広さがあるのに驚きました。

女性浴室には10人サイズの四角い石板張り浴槽がひとつあり、お地蔵さんの鎮座する台座より、無色透明の澄んだ湯が流し込まれ、サラサラと静かに掛け流されています。そっと浸かると湯はやや熱め、まとわりつくようなトロミがあり、湯面からは心地よい石膏臭が漂い、なんとも癒されます。湯を一口含むと仄か〜な甘味+炭酸感。

ここはなにしろ雰囲気が良いです。薄暗い浴室内に柔らかな外光が射しこみ、澄んだ湯をより一層キラキラと輝かせています。肘折に来たならば、ここは絶対に外せません。
(03年5月)

(まぐぞー)




03年外観


03年受付


09年外観



男性脱衣所


男性浴室


別の角度から



更に別の角度から


澄んだ湯です


お地蔵さん



女性浴室


お地蔵さん


上がり湯


上の湯1号 ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉 50.0℃ pH=6.4 蒸発残留物=2177mg Li=1.7mg Na=642.5 K=48.9 Mg=21.6 Ca=83.6 Mn=0.4F=0.2Cl=688.8 Br=1.4 I=0.1 SO4=144.8 H2PO4=1.1HCO3=702.0 CO3=0.1 CO2=468.8 H2SiO3=160.9 HBO2=24.6 HAsO2=0.9 (H14.3.6) ※加水無し、加温無し、温泉水は全て掛け流し、入浴剤・塩素消毒無し


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