関越道・高崎ICすぐそばにある都市型の日帰り温泉施設です。今回で二度目の訪問になります。館内には浴室のほかに食事処、マッサージやヘアーサロンなどの各施設が完備されています。

温泉は露天風呂のみの利用。浴槽は岩風呂・天然岩の刳り貫き風呂・寝湯・ヒノキ風呂があり、サウナも二種類を備えています。庭園風の露天スペース内に、趣向を凝らした各種浴槽を配置してあります。メインとなる浴槽は10人サイズの一番大きな岩風呂。湯色は夜間だったので詳細は不明です。臭素臭、口に含むと先ずは甘味、そして弱塩味に新鮮金気風味があります。湯口では何かのガス臭。つるスベ浴感がある湯で浴後は少し火照りますが、すっきりさっぱり感も出てきます。溢れ出しもそこそこあっての掛け流しです。
（06年2月、09年5月）

（三昧）

高崎にある日帰り温泉施設「湯都里」です。和風な浴舎、岩盤浴、カットサロン、お食事処などが一体化した、首都圏ではよく見られるタイプのもの。ここ数年、新規参入した日帰り温泉施設はどこも判でおしたような似たような造り。ただ、ここはお湯がいいんです。

脱衣所を抜けると先ずはジェット槽など各種浴槽が揃う内湯。ただしこちらは真湯。続く露天風呂は全てが温泉使用。しかも全浴槽掛け流しと思われます。石釜風呂や檜風呂など数種類の和風浴槽が並び、湯がサラサラと溢れ出ています。その湯が浴槽間の通り道を流れるような造りで、数年ぶりに訪問したところ、場所によっては温泉成分により千枚田ができあがっていました。

さて肝心の湯ですが、薄く何らかの色づきがあるものの暗くてハッキリ確認できず。臭素とガスに加え、重曹の甘く優しい香りに包まれる湯はスベスベとした肌触りがあり、熱めの湯でありながらいつまでも浸かっていたくなるものです。そして一口含むと柔らかな塩気と甘味がします。各浴槽により温度差があるのですが、私が一番気に入ったのは、なんといっても一番熱い大岩風呂でした。ただ少し、出入り時の足元が恐かった。
（06年2月、09年5月）

（まぐぞー）