はしご湯のすすめ福島県の温泉


中ノ沢温泉 平澤屋旅館 中ノ沢温泉 平澤屋旅館

耶麻郡猪苗代町中ノ沢温泉
TEL(0242)64-3821
10時〜17時/500円

訪問:09年4月

沼尻元湯/酸性-カルシウム・アルミニウム-硫酸塩・塩化物泉/71.8℃ pH=1.9 10000L/min(自然湧出) 溶存物質計=3002mg H=15.0mg(32.94mv%) Na=55.2 K=23.0 Mg=41.0 Ca=264.0(29.15) Sr=0.4 Al=90.2(22.20) Mn=2.0 Fe2=18.2 Zn=0.3 F=23.8 Cl=377.6(22.70) Br=4.0 HSO4=433.6 SO4=1465(65.00) H2SiO3=157.4 HBO2=17.8 H2SO4=13.8 H3PO4=0.1 (H16.9.16)


中ノ沢にある中規模旅館です。立ち寄りも歓迎のようです。ところでこの中ノ沢温泉、寂れた印象を受ける温泉街ですがどういった位置付けの温泉なのかな。

浴室設備としては混浴露天風呂、男女別に内湯がひとつずつあります。混浴露天風呂は一定タイムのみ女性専用時間帯の設定があります。ほぼ周囲を囲われた露天というより半露天風呂といった印象。タイル張り10人サイズの広さがある深めの浴槽です。そのためか底部には腰掛石が落とされています。塩ビ湯口より67℃の源泉を20L/minほど投入。ほぼ無色透明、明礬臭に弱酸味の湯で42℃に調整。壁に掲げられている浮世絵はいったいなんでしょう?

内湯は露天とは別箇所にあるので、一度着替えが必要です。横長の変わった形のタイル浴槽は15人サイズの広さがあります。ちょうど浴室ガラス窓からは西日が差し込んで眩しい時間帯でした。湯はほぼ無色透明、細かい湯華が浮き沈みしています。塩ビ管湯口61℃の源泉を適量投入。浴槽内44℃の熱め調整されています。源泉は沼尻元湯から引き湯しているのですが、やはり微妙に沼尻温泉での入浴よりいくらかこなれた感じがあり、浸かりやすいマイルド感を感じます。一般に入浴するにはこの方が良いのかも知れない。
(09年4月)

(三昧)


近くを通ると何故か吸い寄せられてしまう中ノ沢温泉です。今回は平澤屋旅館に立寄ってみました。ここ中ノ沢温泉は、立ち並ぶ旅館がどこも似たような箱モノタイプで、平澤屋もそんな一軒です。

浴場は男女別に内湯がひとつづつと、混浴の露天風呂がひとつあります。訪問時は他に立寄り客がいなかったので、先ずは混浴露天風呂へ行ってみました。露天風呂は10人ちょい入られる、ちょっと深めの長方形タイル浴槽がひとつ。浴槽サイズに対して投入量は適量〜やや少なめですが、それでも源泉温度が高いので加水無しの適温となっています。ほぼ透明湯で、明礬臭がプンプン漂うスッパイもの。当然のように掛け流しで、湯は綺麗。目の前には塀があり、いまいち開放感には欠けますが、大きな浮世絵が飾られ、ちょっと不思議な雰囲気でした。

お次は男女別内湯へ。10人サイズの魚型タイル浴槽に、ほぼ無色透明の熱くスッパイ湯が流し込まれ、サラサラと掛け流し。外光のよく射し込む明るい浴室で、湯も綺麗で満足です。
(09年4月)

(まぐぞー)



混浴露天風呂



別の角度から



飾られていた浮世絵



男性内湯


男性内湯 湯口


女性内湯


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