湯の再確認したかった施設でようやく訪れる機会があった「ゆ・ら・ら」。前回に引き続き、早朝の訪問となりました。オープン前からお客さんがドンドコとやってきて、駐車場は朝一番風呂狙いの方々で賑わう。

浴室は前回の訪問とは違った造りだったので、定期的に男女入替え制みたいです。タイル張りの長方形浴槽が二つあり、それぞれジャグジー付きとそうでないタイプ。温度差はなく、どちらもおよそ43℃ほど。薄茶褐色半濁、キシキシする浴感があり、お湯で顔を擦り過ぎたら赤ら顔になってしまいました。湯口周辺では臭素臭、弱甘味に塩味、若干の苦味と更に金気までも感じる複雑なお湯。源泉に加水してますが、掛け流されていてなかなか楽しめます。
（06年3月）

…………………

新しく新源泉を湧出させたという情報なので確認のため再訪。今までのジャグジー槽に新たな3号泉を導入していた。新たなお湯は薄茶色の微濁り、弱甘臭が漂うもの。「ぬるめの湯」の表示があるが、実際は43℃でぬるくはない。弱カルキ臭も少々あり。新源泉のためか適温の影響でか、こちらの浴槽に浸かる人が多い。

もう半分の浴槽には今までの源泉が健在だ。44-45℃の熱め湯、湯には新源泉とは違うパワーを感じる。湯上り後の火照り具合は結構なものである。
（09年8月）

（三昧）

山形自動車道寒河江ICから5分で到着の便利な温泉施設「ゆ・ら・ら」です。前回訪問時の印象がよく再訪してみました。「ゆ・ら・ら」は体育館、プール、グラウンド等の総合施設内に建つセンター系温泉浴場です。館内は明るい雰囲気で、このテの施設にありがちな無機質な感じではありません。

男女別浴室は窓が大きく、陽の光がよく射し込み明るい。浴室に入った途端ツーンと鼻につく臭素臭が印象的です。窓に沿って浴槽が二つ並び、それぞれ15人程入らる大きさ。湯口より熱めの湯が流し込まれ、浴槽内で黄土濁りの適温（人によっては熱い？）、湯面には「もったり」とした泡が浮かんでいます。キシキシ浴感があり、口に含むと塩気と金気。かなりの温まり湯で、少し入っただけで顔が赤くなり汗がタラタラです。窓側の切り込みから湯が排出されるので、浴槽前面への溢れ出しは見られませんが、なかなかの掛け流し量に満足。使い勝手のいいカランが並び、シャンプー、ボディソープ、ドライヤーが置かれ、サウナも設置、館内は明るく気持ちよく過ごせ、これで300円とはお得だな、と思いました。

余談。ロビーなどに使用されている大理石にアンモナイトの化石が入っています。ロールケーキのようなアンモナイトをしっかり見て来ました。また、敷地内にある足湯には「何も手を加えていない、そのまんまの源泉」が使用されていました。
（06年3月）

…………………

新源泉を導入した「ゆらら」に遅ればせながら行ってきました。以前より二つに分かれていた浴槽の片方に旧源泉、そしてもう片方に新源泉が利用されています。

先ずは訪問時の旧源泉ですが、茶系の半濁りでやや熱めの設定。スベスベとした浴感と塩気のある甘ダシ金気風味、臭素臭の中に塩素臭も少々。

続いてお楽しみの新源泉。旧源泉を若干薄くしたような茶系濁りの湯で、スベスベとした浴感と重曹風味、そして少しばかりの臭素臭があり、塩気はほとんど感じません。「ぬるめのゆ」と掲示されているわりには、やや熱め設定で全然ぬるくない。こちらの浴槽だけジェットバスが稼動し、そのせいか塩素臭もやや強め。ちなみにお客さんの全員が、何故か新源泉側に浸かってました。

旧源泉は相変わらずかなりのホテホテ湯で、加えて浴場内はムンムン蒸し風呂状態。久々の訪問でのんびりしようと思ったけれど、あまりに苦しくなって逃げるように出て来てしまった。夏場の訪問はツライ。
（09年8月）

（まぐぞー）