はしご湯のすすめ秋田県の温泉


田沢湖高原温泉 アルパこまくさ 田沢湖高原温泉 アルパこまくさ

仙北市田沢湖生保内字駒ヶ岳2-16
0187-46-2101
9時〜19時(18時受付)※木・金曜日〜18時(17時受付)
5月〜10月無休
11〜4月毎週木曜日休み(年末年始は無休)
500円→520円

訪問:12年8月



田沢湖を望める展望露天風呂がウリの日帰り温泉施設。温泉地としては田沢湖高原温泉の一角に位置している。温泉だけではなく、秋田駒ケ岳情報センターに加え秋田駒ケ岳火山防災ステーションも併設されている。駒ケ岳8合目登山口までバスの発着地点でもあり、まさしく駒ケ岳登山のベースとなる施設そのものだ。

お風呂の種類も岩風呂とヒバ風呂の二種類があり、定期的に男女入れ替えになるようだ。当日の男湯はヒバ風呂だった。内湯は二つの正方形、ヒバ造り浴槽が左右横並びで配置してあります。中央境目部分に湯口があり、両浴槽へ源泉を同時投入しています。どちらも7-8人サイズの広さがあり、浴槽縁の切り込みより溢れ出しがある掛け流しです。湯温は体感で43-44℃ほどに調整され、浴槽湯は灰白色濁り、タマゴ臭がハッキリと香ります。洗い場カランも多数あるので下山後に寄るのに好都合です。

名物の展望露天風呂にも浸かりました。内湯から露天風呂へ移動すると、遠くに田沢湖を望むことができます。周囲から露天風呂への視界を遮る目隠しも設置されていますが、ちょうど田沢湖が見える箇所だけは低め設置となっているのです。15人サイズ横長の長方形浴槽で、ヒバで造られています。屋根掛けが半分ほどあるので半露天風呂とでもいいましょう。それを満たす灰白色濁りの湯、時間の許す限り浸かっていたいですね。
(12年8月)

(三昧)



以前あった国民宿舎駒草荘が取り壊され、「アルパこまくさ」というまったく新しい施設になりました。広々とした駐車場、秋田駒八合目へ運んでくれるバスの発着、ビジターセンターのような展示スペースなど、かなりの内容充実施設です。しかも出来てからまだ数年しか経っていないので、どこもかしこもピッカピカ。

肝心の温泉は、展示スペースの奥に入口があります。「岩風呂」と「ヒバ風呂」二箇所の大浴場があり、男女入替えとなっています。訪問時は「岩風呂」が女性側でした。

脱衣所を抜けると先ずは内湯で、使い勝手の良いカランスペースと、15人サイズの長方形石板浴槽がひとつあります。湯口からは触るのも躊躇う熱湯源泉が投入され、浴槽内で適温、スベスベ浴感の灰白濁湯が掛け流し利用されています。湯口でタマゴ臭、口に含むと思わず噴出したくなる強烈な金属の刺激、そしてその陰に隠れるようなタマゴ風味があります。

続く露天風呂は10人サイズの長方形石板浴槽。使用源泉は内湯と同じですが、光の加減でこちらの方が湯色が明るく綺麗に見えます。青空の下、眼下に田沢湖を望む雄大な眺めは以前のまま。目の前に広がる景色を眺めながら、のんびり湯浴みを楽しみました。今回は緑豊かなグリーンシーズンでしたが、駒草荘時代に見た雪景色輝く冬の眺めも素晴らしいです。
(12年8月)

(まぐぞー)




背後に駒ケ岳


展示室


イヌワシの剥製



ヒバ風呂内湯


湯口


湯口



ヒバ風呂露天風呂


浴槽からの眺め


石風呂内湯


旧施設・駒草荘(2001年1月)



外観


露天風呂


別の角度から


空吹1号・2号・4号混合泉 単純硫黄泉(硫化水素型) 59.1℃ pH=? 溶存物質計=346.1mg Na=71.1mg K=2.4 NH4=1.2 Mg=2.3 Ca=8.2 Al=0.1 Mn=0.1 F=0.8 Cl=93.2 HS=0.4 S2O3=0.1 SO4=25.0 NO3=0.1 H2PO4=0.1 HCO3=37.1 H2SiO3=92.5 HBO2=10.9 CO2=90.2 H2S=22.9 (H19.9.11) ※気温の低い期間は加水あり、気温の低い期間は加温あり、塩素系薬剤を使用する事もある


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