福島交通・花水坂駅より徒歩で三分ほどの場所にある「十綱の湯」。住宅街のど真ん中にあり、地域住民の方々にとって無くてはならない存在なのでしょう。ココも現金入湯はできません。とうより、飯坂の共同浴場は「鯖湖湯」以外、事前に入浴券を購入してからでないと利用はできないので注意です。

広めの8人は入れるタイル浴槽に先客のおじいちゃんが一人で湯浴み中です。自分が浴室へ入ると、観光客だと直ぐに悟ったのかは不明ですが、いきなり水道の水を出し加水開始。「役所だか財産区から、観光客は熱いのが苦手だから43℃にする様に！と言われているんだよ」との事。温度計は45℃を差してたが加水で見る見るうちに43℃へ。なんとまあ、ご親切なおじいちゃん。しかし「十綱の湯」に来る前に47℃の浴場をはしご湯してきたせいか、45℃は適温に感じてしまう。無色透明、いい香りの薬臭の湯が当然に掛け流しである。
（06年3月）

（三昧）

住宅街の中に建つ、飯坂温泉によくあるタイプの共同浴場です。洗い場の真ん中に小判型のタイル浴槽、これも飯坂に多いタイプです。5〜6人サイズの浴槽に無色透明の熱湯が流し込まれ、同時にホースにて加水されています。その為か温度計は44℃。ほどよく溢れ出しがあり、加水はされているものの芒哨系の良い臭いも強く、鮮度も悪くない印象でした。立地柄、やはり夕方などの湯浴みタイムは混むんでしょうか？ところで外来用洗面器ですが、訪問時たまたまだったか、普段からそうなのか、脱衣所の下駄箱の上に積まれていました。
（06年3月）

（まぐぞー）