はしご湯のすすめ福島県の温泉


飯坂温泉 導専の湯 飯坂温泉 導専の湯

福島市飯坂町
6時〜22時/200円/金曜日休み

訪問:06年3月、11年5月

若竹分湯槽/単純温泉/60.0℃ pH=8.6 成分総計=809.5mg Na=211.3mg K=4.9 Mg=0.2 Ca=30.4 F=5.0 Cl=102.3 OH=0.1 SO4=328.1 HCO3=42.8 CO3=4.5 S2O3=0.1 H2SiO3=76.2 HBO2=3.6 (H17.2.3)


飯坂温泉駅から摺上川を渡り、そのまま進んだ突き当たりにある共同浴場です。番台にはおじちゃんが座り番。飯坂の共同浴場は財政難により、平成17年4月より100円から200円に値上げを実施しておりました。値上げ以前の入浴券を持っていましたが、そのまま使えたのでラッキー。浴室には小判型のタイル浴槽があるシンプルな造り。6人ほどが入れ広さです。浴槽中央に温度計付きの円柱状の湯口。激熱の源泉が15L/minほど浴槽へ注がれてます。無色透明、薬臭に無味。なんと温度計は48℃を指している。掛け湯たっぷりの後に気合い一発、でなくてソーッと入湯。かなり熱かったですが、なんとか一分程だけ入湯する。その後も休み休みで湯浴み。キリッと引き締まる清澄な湯。短時間の入湯でしたが、浴後はポカポカ感があり、真湯とはえらく違います。
(06年3月)

………………

再訪してみました。いつのまにか外観・浴室共にリニュアルされていた導専の湯。なまこ壁の外観が印象的だ。新たに券売機が導入され入浴券を購入、それを受付に手渡す仕組みになっていました。今回は以前購入した入浴回数券が残っていたのでそれを利用しての入湯。

浴室は明るい清潔感のある造り。仕切りで区切られた石造り浴槽が左右横並びであり、それぞれに「熱い湯」と「温い湯」の表示とデジタル温度計が設置表示されてる。訪問時の温度表示は熱い湯で47.5℃、温い湯で46.4℃といかにも飯坂の公衆浴場らしい温度。

それぞれ5−6人サイズの広さがあり、共通の湯口にあるのは、なんと頭に湯タオルを乗せたウサギである。湯は無色透明、ボウ哨薬臭。温い湯槽といっても46.4℃もあり少しも温くはない。その温い湯槽はウサギ湯口の裏手にて少量の加水がされている程度であった。利用源泉もいつのまにか若竹分湯槽へ変更になっていた。
(11年5月)

(三昧)


湯巡り1湯目に訪問しました。辺りを住宅に囲まれた導専の湯は、飯坂温泉の共同浴場でよく見掛ける白塗りの湯小屋。入り口には男女別の暖簾が下がり、湯浴み客を迎えています。受付はあるものの管理人さんは留守だったので入浴券を箱に入れ中へ。

浴室には男女別にタイル造りの小判型浴槽がひとつ。無色透明、キリッと熱い飯坂ならではの湯が流し込まれています。薬臭にも感じる芒哨系独特の香りが漂い、鮮度の良さ、品のいい浴感ともに、湯の質の良さをヒシヒシと感じる事ができます。ただし浴槽内の温度計は48℃を指し、痛い程に熱い湯でした。この後数軒共同湯を巡るも、結局ここが一番熱かった( ^ ^ ;)洗い場には水の蛇口はあるもののシャワー等はなく、皆、浴槽を囲むようにして、中の湯をすくいながら静かに体を流していました。
(06年3月)

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2010年12月にリニュアルオープンした導専の湯です。以前と同じく白を基調とした建物ですが、いろいろな和風装飾がほどこされ、すっかり洒落た外観になりました。暖簾をくぐると受付と脱衣所は以前のまま。ちなみに外の商店にて購入する入浴券制は廃止され、今は券売機が置かれています。

肝心の浴室は大改装され、以前の面影はなくなりました。二槽のセパレートタイプとなった略長方形浴槽は、福島市のキャラクター「ももりん」が浸かる湯口枡から各浴槽に源泉を流し込みます。片方が加水の「ぬる湯」で、もう片方が非加水の「熱湯」なのですが・・。訪問時はぬる湯45℃、熱湯46℃と、ほとんど同じ湯温。無色透明の湯は相変わらずのヒリヒリ熱湯で、芒哨臭がホンワカと漂います。浴室は大改装されましたが、飯坂の熱湯は健在でした。
(11年5月)

(まぐぞー)

旧浴舎



旧浴舎


男性浴室


湯口と温度計

新浴舎



券売機になりました


男性浴槽


湯口


■以前の分析/湯野分湯槽/アルカリ性単純温泉(Na-SO4・Cl)/60.0℃ pH=8.6 成分総計=809.5mg Na=211.3mg K=4.9 Mg=0.2 Ca=30.4 F=5.0 Cl=102.3 OH=0.1 SO4=328.1 HCO3=42.8 CO3=4.5 S2O3=0.1 H2SiO3=76.2 HBO2=3.6 (H17.2.3)/※月1回程の大掃除時のみ消毒利用(福島市飯坂支所回答)


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