乳頭温泉郷で入湯していなかった「妙乃湯」行く事ができました。結構な人気のお宿だそうで予約も取りずらいのでしょうか？冬の時期に立ち寄りさせて頂きました。館内は建物の雰囲気、装飾など女性受けする感じがしました。お目当ては当然ながら温泉。お風呂は男女別に内湯が一つずつ。露天風呂が一つずつ。混浴露天風呂、女性専用露天風呂、貸しきり風呂と種類豊富。

男性内湯には銀の湯が利用されている。木造りの内湯には無色透明、ほぼ無味無臭。銀の湯は昔から湧出しているそう。男性露天、混浴露天には金の湯を利用。湯は赤茶色に濁り、酸味、酸化鉄臭がして強いキシキシの浴感があります。ここはやはり、混浴露天風呂がいい。雪がシンシンと降るなかの雪見風呂は良かったです。温泉は赤茶色の金の湯、掛け流しの湯を存分に楽しんだ。やはり色付きのある金の湯が気に入った「妙乃湯」でした。
（04年1月）

（三昧）

田沢湖駅のバスターミナルから乳頭温泉行きのバスに乗り、バス停「妙乃湯温泉」で降りるとすぐ目の前。鄙びた温泉宿の集まる乳頭温泉郷の中にありながら、殆どの雑誌やガイドブックでは「お洒落な」とか「女性好みの」と紹介されている。その時々のニーズに合わせ改装を繰り返し、遂には家族湯まで登場。昔々の妙乃湯しかしらない人は、その変貌ぶりにぶっ飛ぶ事でしょう。

浴室は男女別に大きく分けて茶色い湯の満たされた「岩露天風呂」＋無色透明の内湯「喫茶去」、そしてもうひとつは茶色い湯の露天風呂「寝湯」＋透明な内湯「妙乃湯」で、一日一回男女入れ替えとなります。今回お邪魔した際、私は「岩露天風呂」＋「喫茶去」で湯浴みしました。そして先達川に面して造られたお馴染みの混浴ゾーンですが、こちらは浴槽がふたつ。前回訪問した際は他に誰もいなく貸しきりで楽しめたのですが、今回はお客さんの出入りが激しく、あまり落ち着いて湯浴みができませんでした。ただ、先達川の水墨画のような雪景色は相変わらず美しかったです。改装し更なる変貌を遂げた妙乃湯ですが、今回一番気に入ったのが内湯「喫茶去」でした。お湯の音だけを聞きながら、シンシンと雪降る窓の景色を眺めながらの湯浴みは癒し効果バツグンでした。ただ、底に敷かれた玉砂利が少々痛い。

そして肝心のお湯ですが、金の湯と呼ばれる茶色い方は酸っぱく仄かに鉄味のするものです。無色透明の湯は単純温泉の代表といった感じで、個人的にはこちらの方が好み。
（04年1月）

（まぐぞー）