谷津温泉 共同浴場

川沿いに佇む共同浴場です。二階には足湯があり、一階が共同浴場となっていました。ここの共同浴場は普段は一般外来入浴は不可なのですが、河津さくら祭り開催期間中の10時より15時まで一般開放されるというのです。「湯桶の無い者の入浴は禁止」という決まり事?があるようで、一般外来入浴者のために「貸し湯桶」までも用意されている親切さです。

その湯桶をお借りして入場します。脱衣所にいた近所の方にご挨拶、服を脱ぎ浴室へ。浴室内に入ると右手にシャワーカランが3台、左手には浴槽があります。タイル張りの4人サイズ、一般的なシンプルな湯船が一つあります。十分な掛け湯後に浸かります。体感で42℃、オーバーフロー湯は対面するシャワーカラン側に全量が排湯される仕組み。多少とろみのある食塩泉でクセがなく浸かるに抵抗は感じません。投入湯量は「お湯」と書かれた蛇口より約5-7L/min、加水ありの掛け流し。
(三昧・2017年2月)


谷津温泉の川沿いにある地元民専用の共同浴場です。「河津桜まつり」の期間中は特別に一般開放されるので立ち寄ってみました。普段は外から羨ましく建物を眺めるだけですが、この期間だけは堂々と入る事ができるのが嬉しいです。二階は観光客も楽しめる足湯となっていて、訪問時は多くの人で賑わっていました。

川沿いに面した入口に行くと木の湯桶が数個置いてあります。この湯桶を持って入るのが入浴可の証となるようです。扉を開けるとこぢんまりとした脱衣所があり、鍵付きロッカーが設置されていました。外はあれほど花見客や足湯の人で賑わっているのに、ここには誰も居ません。

浴室はシンプルなタイルばりで、使い勝手のよいシャワーが三つ並んでいます。浴室には4人サイズの長方形浴槽がひとつ。浴槽内にさしこまれたホースより、無色透明の熱い源泉が投入され、サラサラと静かに掛け流されています。さらに追加で源泉投入できる蛇口と加水用の蛇口もあり、好みで温度調整ができるようです。

肝心の湯は浴槽内でやや熱め寄りの適温、塩化物泉ならではの優しい肌当たりに加え、芒哨系のスッキリとした香りが漂います。湯汚れとは無縁の鮮度抜群で、いつまでも入っていたい気持ちの良い湯でした。
(まぐぞー・2017年2月)

▼共同浴場外観(上は足湯です)

▼掲示

▼この湯桶をもって入ります

▼男性浴室

▼湯口

▼女性浴室

谷津温泉 共同浴場 簡易データ

河津町谷津
10時~15時(さくら祭期間中)
訪問:2017年2月

谷津温泉 共同浴場 温泉分析概要

混合泉(峰1号・2号・20号・28号、谷津6号・38号・29号) ナトリウム-塩化物泉 62.1℃ pH=8.0 成分総計=1.07g Na=279.4mg K=22.2 Mg=1.4 Ca=45.2 Fe2=0.2 Cl=401.7 SO4=134.5 HPO4=0.6 HCO3=60.1 H2SiO3=122.9 BO2=2.2 CO2=6.2 (H18.1.19) ※温泉利用状況=加水あり