別府の共同浴場の中でも代表的な存在の梅園温泉。今回は夏場の昼間に訪問、因みに前回はまだ寒い春でした。変わらずに使い込まれた古めかしいタイル湯船。浴室内は蒸れていて空間内の不快指数が高そうな状況でした。浴槽湯温は44-45℃はあり、すんなり浸かることがキツイです。充分に掛け湯などで身体を慣らしてから湯に浸かります。熱めなので長湯はできないが、短時間入浴ですっきりサッパリ爽快です。
(三昧・2011年7月)
自身の別府温泉郷デビューの公衆浴場施設の梅園温泉。別府中心街・北浜から徒歩5分のトコにあります。地元商店街を通り、飲食店が並ぶ小道に入る意外な場所にありました。脱衣所と浴槽が隣合わせになっている別府の公衆浴場に多い典型的な造りのものです。雰囲気の良い浴場だ。
8畳ほどの浴室に3-4人の小判型タイル浴槽がある。浴槽隅っこには上がり湯槽があって源泉がボコボコと音を立てて出ています。そこから浴槽へ浴槽床下の通って浴槽へ源泉が注入されれう仕組みになっています。当日は加水がされていて温めの40℃。薄まってしまって残念。また鮮度がいまいち状態であった。コンディションの良好時に再訪問したい。無色透明の湯。
(三昧・2005年3月)
約6年ぶりに再訪しました。独特の立地と雰囲気、梅園ワールドは健在です。浴槽には相変わらず土類臭がほのかに漂う無色透明湯が掛け流し。源泉枡の栓の開閉により自由に熱湯を投入できるのも嬉しいです。
ただ、今回の訪問では夏場の蒸し蒸し時期で、浴室内もかなりの高湿度となっていました。その湿度を逃がす為か浴室の窓も大きく開けられていたのですが、場所柄かドブのような匂いが入り込んできて、ちょっと不快。湿度の少ない涼しい時期の方が断然快適と思われます。
(まぐぞー・2011年7月)
アーケード街から枝分かれした細い飲屋街、そこから更に人ひとりがやっと通り抜けられるような超路地裏にある共同浴場です。「別府八湯温泉本」付属の地図を片手に探したのですが、なかなか見つけられず、結局近所の飲屋さんに教えてもらって辿り着く事ができました。それにしても、よくこんな路地裏に、これ程立派な湯と浴槽を隠していたものです。さすが別府。
浴室の扉を開けると誰もいません。年季の入った薄暗い浴室の真ん中に4人サイズの小判型浴槽がポツンとあり、隅っこの源泉枡からゴボゴボと湯の湧き上がる鈍い音だけが響いています。掛け湯をし、そっと浸かると結構な熱め。ほんのり土類臭の香る無色透明湯は、肌に張り付くようなキシキシ感があります。一口含むと雑味のない鉄味がしました。
一歩外に出ると飲屋街、そんな路地裏の片隅で、こうやって湯に浸かっていると、なんとも非日常的な不思議な感覚に包まれます。ここもまた「湯の街べっぷ」を象徴する共同浴場のひとつだと思います。
(まぐぞー・2004年3月)
▼梅園温泉への入り口/外観
▼男性浴室
▼源泉升/升からの溢れ出し
▼女性浴室
▼浴槽/源泉升
大分県別府市元町5-23
12時~23時45分
100円
→梅園温泉新施設の感想
訪問:2004年3月・2005年3月・2011年7月