赤川温泉 赤川荘

大分・久住(くじゅう)の山奥に建つ一軒宿です。くじゅう高原周辺は緑たくさん、自然いっぱい、広大な高原地帯で環境は素晴らしく、このような地形はおそらく本州には無いと思います。

外観はピンク色のペンション風な建物のお宿。宿泊者用の駐車場の一角には飲泉場、多量の源泉が溢れている。受付にて立寄り入湯の受付を済ます。雑誌の無料パスポートは土日祝日は利用不可との事で残念。山奥にも関わらず宿泊者はもちろん、立寄り客で賑わっている。結構、有名なお宿らしい。

お風呂は加熱浴槽・源泉浴槽、そして露天風呂には源泉浴槽・加熱浴槽がある。内湯の片方は源泉を加熱、薄白濁りにタマゴ臭。源泉加熱湯を浴槽内に直接に注入している。もうひとつ源泉そのまんまの源泉浴槽というのが内湯にあるが、まだ寒い時期なにで入湯せず。露天風呂は加熱浴槽にはお客さんがどっさり湯浴み中。メインの源泉浴槽には寒かったせいか誰~も入湯していなかった。空いている時に加熱湯と冷たい源泉を行ったり来たり、のんびり浸かるのが良いと思う。
(三昧・2005年3月)


 

久住の日本離れした雄大な景色を抜けて辿り着く山の中の一軒宿。随分山の中ですがアクセス的には大変ではなく、その為か訪問時は日帰り客で賑わっていました。玄関横には硫黄で真っ白に染まった手水鉢に冷たい源泉が流れ落ち、漏斗や柄杓が置かれ汲めるようになっています。お宿前には毛の長い大きな犬が2匹、リッキーとモモコが退屈そうにゴロンと寝そべっています。今回「自遊人」の無料パスポートで立寄ったのですが「今日は混んでいるので現金でお願いします」との事。

さて、赤川荘ですが、受付付近はあまり広さがなく、どちらかというとペンション的雰囲気。山の中ではありますが、まったく鄙びではありません。浴室は2箇所あり、男女入替え制との事。訪問時は、受付廊下を背に右側が女性用でした。

浴室には、内湯と露天風呂があります。まず内湯ですが、脱衣所を抜けてすぐ横に、3人程入られる浴槽があり、薄白濁りした冷泉が満たされています。その先には5人程入られる加熱された浴槽があり、こちらは真っ白な湯が満たされています。冷泉の方には誰も入る人はなく、皆、加熱浴槽に浸かっていました。

続く露天風呂は周囲を濃い緑に囲まれ、目の前に滝の流れを見る野趣溢れるロケーション。手前が4人程(?)浸かれる広さで、人肌より少し温かい程度の湯温です。その先、仕切りを越えて入る滝に近い方の浴槽は非加熱冷泉で、どうやら男女混浴となっているようでした。その混浴部分に入ってしまうと男性側から丸見えになってしまうような気がして(逆に男性が入ると女性側から丸見えになってしまう?)、さすがに躊躇してしまった。男女お互いがそんな遠慮をしてか、この混浴部分に浸かる人は誰もいませんでした。その為、手前の狭い浴槽は満員御礼、キツキツで自由に体も動かせない程です。湯は薄白濁し、ロケーションもバッチリなのですが、こうも混雑してしまうと‥。

そんなワケで早々に内湯へと退散してしまったのですが、内湯はなんといっても冷泉浴槽が気持ち良いです。加熱湯と比べ圧倒的に鮮度も良く、硫黄泉をたっぷり満喫できます。加熱湯と交互浸かりが心地よく、何度も繰り替えしてしまいました。湯上がりはタオルが車を拭いた後の雑巾みたく真っ黒に変色してしまい体を拭く時恥ずかしかった。
(まぐぞー・2005年3月)

▼内湯・加熱浴槽

▼玄関横の源泉

▼リッキーとモモコ

※名物の非加熱内湯・露天風呂はお客さんがいたので画像ありません

赤川温泉 赤川荘 データ

大分県竹田市久住町久住4008-1
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0974-76-0081
9時~19時→10時~18時(受付17時)
第2水曜日休み→火・水・木は日帰り入浴休み(GW・盆・正月は営業)
天候による臨時休業あり
500円→1000円
訪問:2005年3月

赤川温泉 赤川荘 温泉分析概要

赤川荘(岩の湯)含二酸化炭素・硫黄-カルシウム・硫酸塩冷鉱泉 18.4℃ pH=4.9 120L/min(自然湧出) 溶存物質計=1290mg Na=30.5mg K=7.1 NH4=0.2 Mg=27.2 Ca=221.0(74.43mv%) Mn=0.5 Al=0.1 F=0.3 Cl=11.8 HSO4=0.3 SO4=663.7(90.21) HCO3=70.1 HS=0.2 H2SiO3=192.6 HBO2=0.9 CO2=1362 H2S=32.7 (H9.5.16)